2019年06月02日

ニューワールド

お久しぶりです。

ブログを更新します。



撮影の間隙を縫いながら観劇。

自分のことだけ考えて生きることは本当に味気ない。

誰かと会って話して邂逅して初めて生きてるって実感できる。

くらい充実した圧倒的な日常を生きたいと思います。

観劇はその渇きを結構潤してくれてたりする。


舞台をしばらくお休みして、と言ってもお休みしているつもりはないのですが、今は専ら映像のお仕事をしています。

舞台以上に毎日毎日、時代も役職も年齢も飛び越えて、目眩く色んな役に想いを馳せ続けています。

昨日演じた役がそこにはもう居らず、今目の前には初めましてに近いそいつが居て、明日はまた違う自分と出会う。

自分の仕事ぶりがどうとかじゃなくて、尊い。

一分一秒同じ自分がそこに居ないことは非常に尊いのです。

しっかり呼吸して地に足つけて前を見て、生きなきゃって。

じゃなきゃ自分という存在は消し飛ぶので。


そういう自分という存在とやらを、抱き締めることができるから観劇が好き。

あんな素敵な自分になりたいとか、あんな風に振る舞いたいとか、そうやって叫びたいとか、思わせてくれるから。

手に入れた役とは違う、自分自身に揺さぶりを掛けてくる魑魅魍魎たちに乾杯。

いや、完敗。



唐組も悪い芝居もキャラメルボックスも、新しい世界を迎えている。

柿喰う客はどこへ向かうんだろう。

劇団員なんだからてめえが一番分かってんだろって思うでしょ?

でも分からないんですよ自分でも。


一つ確実に言えるのは、変化が無いのはつまらないなってこと。

過去を省みて、自分で自分がやったことに焦がれるってこと沢山あって、あの時の高揚とか焦燥とかしんどさとか躍動とかをもう一度味わいたい、もう一度体験したいって、強く思う。

それも大事なんだけど、でも今は変わり続けて知らないこと見たことないことやったことないことを追い求めたい。


いつまでも、同じものなんて無いしあっちゃならんのですよ。


柿喰う客は分からないけど、柿喰う客での自分は、自分でも良く分からん次の場所に連れて行ってあげたいと思う。

そんで一緒に、どっか良く分からん場所に行こうじゃないかって思うよ。



世界は終わらない。

世界は始まり続ける。


そんなことばっかりで心臓がドキドキしているよ。

一緒に、ドキドキしようよ。


21:00を待て。

posted by 玉置玲央 at 19:15| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月30日

玉置玲央のヤリガイ Vol.40

お知らせです。


月イチ開催しております玉置玲央のワークショップ企画ヤリガイ。


気付けば40回目の開催。

でもやりたいことは相変わらず、誰かと誰かを繋げたい。


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玉置玲央のヤリガイVol.40


■参加資格

健康で演劇が好きなら、年齢性別問わずどなたでも。

但し、俳優として舞台に立った経験のある方のみを対象とさせて頂きます。

今現在、高校や大学で演劇を経験している方はご参加頂けます。

未経験の方は申し訳ありませんが受講頂けません。

どうかご了承下さい。


■場所

都内某所

参加者の方にのみお知らせします。


■日時

2019612日(水)17:0022:00

以上1コマ5時間


途中からの参加、早退のご相談もお受けします。


■参加費

3,000


■定員

15名ほど


お申し込みの先着順にて、定員に達し次第締め切らせて頂きます。


■お申し込み

kasuguy.mail@gmail.com


タイトルに

【ヤリガイ40受講】


本文に

1.お名前(フリガナ)

2.年齢

3.連絡先(電話番号、メールアドレス共に)

4.備考


を明記の上送信して下さい。

こちらから追って詳細を返信させて頂きます。

定員に達していた場合にも、ご連絡差し上げます。


お申し込みの確認は、メールのタイトルを見て判別しています。

お手数をお掛けして申し訳ありませんが、どうかメールのタイトルをお間違えにならないようご協力をお願いします。

また、お手数ですがフリガナの明記をくれぐれもお願いします。


■内容

出来る限り長く演劇と過ごす為の、そしてプロフェッショナルな俳優を目指す事を目的としたワークショップです。


まずは発声と滑舌についての基本をやります。

大きな声を出すことも目的ではありますが『伝わる発声』を、技術はもちろん意識から一緒に考えましょう。

そして今回は身体も使います。

シアターゲームを通して、具体的な台詞や演技ではなく根本的な声や身体という部分を駆使して、他者とコミュニケーションを図るのが今回のワークショップの目的になります。


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このワークショップはそもそも、演劇を身近に感じて頂く為に開催しているものです。

あまり頑張らなくても、とてつもない覚悟が無くとも、良い意味で日常の近くに手軽に演劇を感じて頂けるようにと開催しております。

演劇を身近に、そして身近にあるからこそ大切に扱って、そうしてそれが誰かに大いなる影響を与えられたら、こんなに素敵な事は無いじゃない。


今日も、誰かの為に演劇を。


もし万が一ご予定が空いておりましたら奮ってご参加下さいませ。

ヤリガイに、どうかお付き合い下さい。

宜しくお願いします。


玉置玲央

posted by 玉置玲央 at 21:01| Comment(0) | WS情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月03日

お久しぶりです。

最近思ってること。


応援してくださっている皆さんを幸せにしたいです。

こいつのこと応援してて良かったなって思わせたい。


なのでまだまだ生きて頑張ります。


運も大事なんだろうけど、そんな神頼みなもんじゃなく自力だけで掴み取りたいものがある。

もっと見たことない風景見に行くし、良かったら一緒に見てください。


ファンや、支えてくださる皆様のお陰でこれからもやっていけます。


見ててください。

よろしくお願いします。

posted by 玉置玲央 at 21:26| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月14日

玉置玲央のヤリガイ Vol.39

お知らせです。


月イチ開催しております玉置玲央のワークショップ企画ヤリガイ。


3月開催出来ずすいません。

久方ぶりのヤリガイをどうかよろしくお願いします。


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玉置玲央のヤリガイVol.39


■参加資格

健康で演劇が好きなら、年齢性別問わずどなたでも。

但し、俳優として舞台に立った経験のある方のみを対象とさせて頂きます。

今現在、高校や大学で演劇を経験している方はご参加頂けます。

未経験の方は申し訳ありませんが受講頂けません。

どうかご了承下さい。


■場所

都内某所

参加者の方にのみお知らせします。


■日時

20194月24日(水)17:0022:00

以上1コマ5時間


途中からの参加、早退のご相談もお受けします。


■参加費

3,000


■定員

15名ほど


お申し込みの先着順にて、定員に達し次第締め切らせて頂きます。


■お申し込み

kasuguy.mail@gmail.com


タイトルに

【ヤリガイ39受講】


本文に

1.お名前(フリガナ)

2.年齢

3.連絡先(電話番号、メールアドレス共に)

4.備考


を明記の上送信して下さい。

こちらから追って詳細を返信させて頂きます。

定員に達していた場合にも、ご連絡差し上げます。


お申し込みの確認は、メールのタイトルを見て判別しています。

お手数をお掛けして申し訳ありませんが、どうかメールのタイトルをお間違えにならないようご協力をお願いします。

また、お手数ですがフリガナの明記をくれぐれもお願いします。


■内容

出来る限り長く演劇と過ごす為の、そしてプロフェッショナルな俳優を目指す事を目的としたワークショップです。


またまた新しいシアターゲームを仕入れましたので、みんなで楽しく何かを『共有』する5時間にします。

演劇は独りでは産まれないをテーマに、みんなで創る目に見えない何かを一緒に追い求めましょう。


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このワークショップはそもそも、演劇を身近に感じて頂く為に開催しているものです。

あまり頑張らなくても、とてつもない覚悟が無くとも、良い意味で日常の近くに手軽に演劇を感じて頂けるようにと開催しております。

演劇を身近に、そして身近にあるからこそ大切に扱って、そうしてそれが誰かに大いなる影響を与えられたら、こんなに素敵な事は無いじゃない。


今日も、誰かの為に演劇を。


もし万が一ご予定が空いておりましたら奮ってご参加下さいませ。

ヤリガイに、どうかお付き合い下さい。

宜しくお願いします。


玉置玲央

posted by 玉置玲央 at 23:14| Comment(1) | WS情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月20日

お手紙をくださる全ての方へ

事務所に届いたお手紙、読みました。

本当にありがとうございます。



映像や舞台のお仕事をしていると、直接お客様から感想をいただくという機会にはなかなか恵まれず、今やっていることは本当に視てくださっている方々にとって面白いものになっているのか分からなくなることがあります。

迷子になる。

そうなると不安で、怖くて、自分を信じて突き進めば良いのだろうけどそうもいかない瞬間が結構あるんです。


だからお手紙はありがたい。

直筆で思いの丈をぶつけてくれている事実。

それが道標になって灯りになって、進んでいる道が正しいのだと信じることが出来ます。


いつもお手紙をくださるアナタも、初めてお手紙くださったアナタも、お陰様で今日を頑張れるんです生きられるんです。



綺麗言は言いません。

正直、自分が出ている作品は一本でも多く視ていただきたいものです。

舞台のような刹那的なものも映像のような保存がきく媒体もなるべく多く。

録画や動画サイトでもいいから視てもらいたい。


もし興味を持ってくださったならどうか視てください。

一つとして視られたくないものはなく、その全てが恥ずかしくない仕事をしている自信があります。


そして同時に、もっともっと色んな自分を視て欲しい。

それだけだと一方的なわがままになってしまうから、その為にもっともっと頑張ります。

気付いてもらえるように、知ってもらえるように、触れてもらえるように、まだまだ頑張ります。


視てもらえるだけの理由と機会を、生み出し続けます。


キモいかもだけど、やっぱり視てくださる方や応援してくださる方と一緒に、この世界を生きていきたいです。



2019年3月22日(金)に34歳の誕生日を迎えます。

そして舞台『スロウハイツの神様』が初日を迎えます。


俺の居場所は、やっぱり舞台だ。

posted by 玉置玲央 at 21:37| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月12日

ビュッフェ

お久し振りです。

『みみばしる』が無事に終わりました。


どれほどの覚悟を持って舞台に立っているか、は、知ったこっちゃねぇ。

どれほどの覚悟を持って舞台に立っているのか目ん玉見開いて耳の穴かっぽじって感覚総動員で受け止めやがれこの野郎、を、どれだけ『撒き散らせられるか』が大切なんだと思いました。


眼に見えないならそれは表現とは言えなくて、お客様からチケット代金を頂いている以上はどんな崇高な意識や考えを持っていたとしてもそれを視ていただけないとなんにも意味がない。

し、ずるい。

チケット代金を頂くということは契約だ。

お客様と出演者の間に発生する唯一無二の約束事じゃなきゃいけなくて、だから何かを、何か以上のものを提供しなきゃずるい。


価値を産むも殺すもこちらにかかっている。

満足に至るも至らぬも皆様にかかっている。


双方が覚悟を表出させられるか、それが舞台の醍醐味だ。



舞台への取り組み方が変わってきた。

よりシビアに、ドライに、クールに、見据えている。

必要な物事が手に取るように分かる。

それを最短距離で追い求めることが出来る。

最大効率を算出出来る。


寄り道に価値がないとは全く思わない。

けれど今感じているのはそれを逃げ道にすることも多々あるから、安全に逃げ込まないようにどれだけ律し闘うかの重要性だ。

『こうして寄り道した結果、豊かな収穫を得られた』という美談に埋もれてしまったかもしれない『最短距離で解が見つかったお陰で、それを膨らますことに時間を費やすことが出来た』かもしれない事実に、目を瞑ってしまいがち。


それを狙えるのなら、存分に狙うべきなんじゃないか。


舞台創作は有限であるから、ありとあらゆることを一刻も早く知り、探り、吐き出すことも必要で、今はそれに興味がある。


一刻も早く信じられる何かを掴みとれば、それを糧に有限を無限に出来る。



さて。

いつの間にか自分はこんなにも大人になり、冷静に客観的に自分の居場所や立ち位置を把握出来るようになったのか、としみじみしています。


徹底的に尽くしたいし誰かの為に生きたい。

これは一生言うんだと思う。

自分の為に生きることに何一つ興味が湧かない。


誰か、作品、座組、笑顔、充足とか、そんなことに全部費やしたい。


だから、そう思えない事象にぶち当たった時の狼狽が凄い。


心酔して生きていたいし、心酔させて生きていたい。


もうお腹いっぱい喰えません、でも次の日にはまた喰いたいって思っちゃう謎の事態を巻き起こす存在になります。


なんのこっちゃ。


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posted by 玉置玲央 at 12:59| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月26日

玉置玲央のヤリガイ Vol.38

お知らせです。


月イチ開催しております玉置玲央のワークショップ企画ヤリガイ。


1月開催出来ずすいませんですが、その分ぶち込んだ回を。

2019年一発目、平日の日中開催ですが奮ってご参加いただけたら幸いです。


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玉置玲央のヤリガイVol.38


■参加資格

健康で演劇が好きなら、年齢性別問わずどなたでも。

但し、俳優として舞台に立った経験のある方のみを対象とさせて頂きます。

今現在、高校や大学で演劇を経験している方はご参加頂けます。

未経験の方は申し訳ありませんが受講頂けません。

どうかご了承下さい。


■場所

都内某所

参加者の方にのみお知らせします。


■日時

2019年2月4日(月)13:00〜18:00

以上1コマ5時間


☆途中からの参加、早退のご相談もお受けします。


■参加費

3,000円


■定員

15名ほど


※お申し込みの先着順にて、定員に達し次第締め切らせて頂きます。


■お申し込み

kasuguy.mail@gmail.com


タイトルに

【ヤリガイ38受講】


本文に

1.お名前(フリガナ)

2.年齢

3.連絡先(電話番号、メールアドレス共に)

4.備考


を明記の上送信して下さい。

こちらから追って詳細を返信させて頂きます。

定員に達していた場合にも、ご連絡差し上げます。


※お申し込みの確認は、メールのタイトルを見て判別しています。

お手数をお掛けして申し訳ありませんが、どうかメールのタイトルをお間違えにならないようご協力をお願いします。

また、お手数ですがフリガナの明記をくれぐれもお願いします。


■内容

出来る限り長く演劇と過ごす為の、そしてプロフェッショナルな俳優を目指す事を目的としたワークショップです。


新しいシアターゲームを仕入れましたのでそれを軸に、人にどう影響し相手をどう際立たせるか、そしてその結果どう引き立ててもらうかを探ります。

独りでは完結しない関係性、表現、存在の仕方を、みんなで創ってみましょう。


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このワークショップはそもそも、演劇を身近に感じて頂く為に開催しているものです。

あまり頑張らなくても、とてつもない覚悟が無くとも、良い意味で日常の近くに手軽に演劇を感じて頂けるようにと開催しております。

演劇を身近に、そして身近にあるからこそ大切に扱って、そうしてそれが誰かに大いなる影響を与えられたら、こんなに素敵な事は無いじゃない。


今日も、誰かの為に演劇を。


もし万が一ご予定が空いておりましたら奮ってご参加下さいませ。

ヤリガイに、どうかお付き合い下さい。

宜しくお願いします。


玉置玲央

posted by 玉置玲央 at 22:33| Comment(0) | WS情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月25日

覚悟が貫いて来た

昨年公開された映画『教誨師』で毎日映画コンクールのスポニチグランプリ新人賞をいただきました。


毎日新聞さんの取材でも話していますが、自分がどうとかじゃないんですこの受賞は。



感謝はどれだけしてもし足りません。


先ず、大杉弘美さんに。

『教誨師』という作品に俺を引き合わせてくださったのは弘美さんです。


佐向大監督に。

役作りに手こずっていた自分を見捨てずに課し続けてくれました。


スタッフの皆様。

映画初参加で右も左もわからない自分に本当に色んなことを教えてくださいました。


共演者の皆様。

全員が初めて顔を合わせたのは実は舞台挨拶の時で皆さま本当に気さくな方で座組の力を実感出来ました。

烏丸さんからいただいた言葉が心強かった。


応援してくださっている皆さま。

東京に限らず各地で支えてくださっている皆さまに頭が上がりません。


そして大杉漣さん。


ただただ報いたい応えたいと思って駆け抜けた結果でしかないのです。

自分は一旦置いといて、誰かがその時その時を引っ張り上げてくださったからここに辿り着いています。


これに関しては言いたいことがまとまりません。


だから。

本当にありがとうございます。

毎度お馴染みで恐縮ですが、お芝居で全てお返しします。

加えて、このご恩は次へ誰かへ何かへ、贈ります。



価値観を揺さぶる存在になりたいと思う。

だし、そういう存在に焦がれる。


最近、新しい価値観を打ち込まれるって経験をしてそれがあまりに強烈で、この快感からは逃れられないし逃れて堪るかって思いました。

一生喰らいついていくし一生引き下がりたくない、そういう生涯の感覚をくれる存在と、共にこの世界で生きていきたいものです。


脅威でもある。

焦燥もある。

劣等もあるし。

でもそういう存在に苛まれている方がよっぽど楽しいし充実します。


自分が立っている場所が安全かなんて、全然定かじゃないからさ。

自分でその脆さを知らなきゃいけないしそうやって立ち向かって対応していかなきゃ。

誰も安全を保障してくれないのだから、自分くらいはそれを確固たるものにしないとね。


感覚的に、という不確かな言葉の、確かな覚悟を見ることが出来たからまだまだ先に進めそうです頑張ります。



今日は稽古がオフだった。

お陰様で充実した休みを過ごせました。


明日からもまた、芝居をします。

見ていてください。


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posted by 玉置玲央 at 03:46| Comment(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月15日

きもち

表現者がみんな、曝け出すことに長けているのかっつったら意外とそうでもない、の巻。

そしてギャップ萌え、の巻。



ワークショップでも現場でもたまに取材とかでも言っているけど、俳優業はドMな仕事だと思う。


応え続けたり吐き出し続けたり集中し続けたり受け取り続けたり渡し続けたり貯め続けたり。

自分がやりたいようにやってハイ終わり!じゃないから楽しい。

楽しいのだけど多分、消耗も激しい。

その消耗すらも楽しいと思えたらきっと物凄い楽で、そうなれればどんな役もどんな現場もどんな作品も乗り越えていける。


この永久サイクルを求めている節がある。



特に自分の周りに多いけど、こういう表現活動している人ほど人見知りな方が多い。

というか、人見知りだから演劇やってるんだと思う。

他者になることを突き詰めて、繋がることを試み続けて、何か違う自分になりたいと足掻きまくっているんじゃないかな。


そういう人の爆発力は凄い。

舞台上で百獣の王のように叫び駆けずり回り、縦横無尽に発散したりするから舌を巻く。

でもそれはあくまで舞台上だけでの話で、舞台から降りた途端に礼儀正しく伏し目がちでボソボソ喋り、常に周りを気に掛けて目立たないように目立たないように過ごしていたりして、好き。

男女問わず、そのギャップにグッとくる。


俺はこれ、ギャップ萌だと思ってる。

違います?



まだ視てらっしゃらない方もいるだろうから詳しくは書けないけど、最近色んなところで『日常も高宮みたいな人だと思ってました』と言われる。


日常もあんな人だったら俺、大問題です。


なんのこっちゃな方は『教誨師』を、どうか視てやって下さい。



いつもは現実と非現実の境目が曖昧で、その温みと緩みにクラクラしていたのだけど、今はそこがはっきりしていて狼狽える。

本当にあったことなんだろうか、と馬鹿みたいに夢想する。

そんなことがこの歳になってもまだあるなんて思ってもなかったから。


言葉を主な武器として闘っているけど、言葉ほど伝わらない武器はないなって絶望している。

言葉以上に伝える手段が欲しい。


この抱えている尖った感覚を、貴様に伝えたいのだ。



引き続きブログお引越し計画を画策中。

その節はこちらでアナウンスしますね。


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posted by 玉置玲央 at 02:55| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月06日

抱負

小学生の頃の話。



この時期というのは当然ながら概念や倫理観など備わっておらず、対他者との関係性を慎重に測るなどということとは縁遠く、傍若無人に振る舞う者同士の衝突と懐柔の繰り返しだった。

パワーバランスだって何も気にしないでいてもほんの5分で変わり、さっきまでガキ大将だった子が次の瞬間にはイジメの対象になっているなんてざらだった。


K君。

彼は背が高く、顔立ちは海外の血が入っているのではないかという感じで、眼は淡い茶色で良く喧嘩をし、それでいて暴力を好むのではなく小学生特有の『納得がいかない時には拳を振り上げてしまう』ような子だった。

率先してみんなを先導する訳ではないがその見た目と振る舞いと、スポーツも勉強も出来たので自然と目立ってしまうタイプの子。


俺はK君と比較的仲が良く、当時から既にレアだったファミコンソフト『MOTHER』を借りて一緒に攻略したり、彼がどっから仕入れて来たのか分からないが有名な女優さんが出ているアダルトビデオを借りたり、俺は俺で外で遊ぶのが大好きだったので木登りや木工細工の作り方を教えたり、お気に入りの駄菓子屋に連れて行ったり、外で遊ぶ時はほぼ必ずK君を連れ回した。


うん。

あっさり言ったけど、当時小学校低学年。

我ながらませていたなぁ。


ある日、K君は急に軽いイジメの標的にされた。



この話は別に、当時イジメられていたK君を近しい距離にいたのにも関わらず助けられなかったことを未だに後悔している、みたいな懺悔の話じゃない。


むしろK君のそのイジメに対しての『気高さ』を、未だに覚えているっていう話だ。



K君の身体的特徴の最たる部分は髪の毛だった。

少しだけ栗色で綺麗な天然パーマ。


小学生は残酷だから『人と違う』ということだけを糧に人を攻撃することが出来る。

攻撃している本人からしたらそれは攻撃なんて大層なものじゃなくてちょっとした冗談やイジリの一種で、ただそういう人たちが集まれば集まるほど正しさの判断や相手の感情の機微を読み取る感覚が鈍る。

増してや小学生。

人と徒党を組んで『誰々君と一緒!』ということだけで楽しい理由になる。


焼きそば頭とかくるくるパーマとかパーマンとか言われていたなK君は。

そしてはたから見るにそれで傷付いているのかどうなのかは分からなかった。

それでも毎日毎日言われ続けていればストレスは溜まるもので、ある日それがついに爆発した。


でも振るったのは拳じゃなかった。

言葉。


『人の価値は髪型や髪質、来ている服や見た目で決まらないよ』



小学校低学年の口からこの言葉が出たことを、皆さんはどう思いますか?


俺は衝撃でした。

そして今でもこの言葉のお陰で己を貫けていると思ってる。

誰かに強烈に蔑まれる時、K君自身と彼の振るった言葉を思い出して己を保つことが出来る。


今思えばきっとK君にとってもそうだったんだと思う。

これを強く抱えているから彼は、強烈に、鮮烈に、生きていられたのだと思う。



中学校まで一緒だったK君はみんなの弄られ役になっていき、その強烈さと鮮烈さを馴染ませて普通に中学生活を送るようになった。

でもそれは何かを損なったとかじゃない。


更に気高くなったのだ大人になったのだ。

誰よりも先に。

その素養と、諦めと、覚悟と、気高さが、K君にはあったのだ。


今、彼が何をしているのか。

俺は知らない。



明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。


恩を贈ります。

演劇を贈ります。


相変わらず、強烈に、鮮烈に、生きていきたいと思います。

そうして、自分が生きることで誰かの人生にいい影響を与えたい。


K君のように。

posted by 玉置玲央 at 00:44| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする