2011年08月15日

六本木

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渋谷はラーメン屋の神座にて、お忍びカップルを撮るかのように、大塚宣幸とSun!!のお二人。



人との距離感と信頼感は、例えば一緒に居る時間の長さや、現場で過ごす時間や、特別なやりとりには左右されない。
という事に、最近気付き始めている。

感覚的に開く。
と、相手も感覚的に開く。
受け入れ合う。

それは一瞬のフィーリングとか、漠然と何となくって言葉になるのだが、兎に角、はっとした瞬間には預けている。

多分にそれは、自分の発信で成立している部分が大きい。
そして同時に、どうやら相手にも同じ事が言える、相手も同じに発信しているので、それがぶつかり合った瞬間の気持ち良さみたいのが肝心。

演劇を生業にしているのでね、この辺の要素は至極重要になってくる。
人と関わって創る世界なので、信用や信頼は、必ず、作品に影響が出る。

影響なんてない、自分は一人でも作品成立させてやるなんて言ってる奴は、俳優じゃない。
と、俺は思って生きています。
かと言って、大手を振ってそれを謳えって訳じゃなくてね。

大塚君とSun!!ちゃんには、それがあったんだよね。
だから、助かる。

併せて
こいつにだけは負けたくねぇ
やら
圧倒的な尊敬
とかも織り交ざったりして、えもいわれん感覚に、なるのである。

同い年ってのもあるな。

箱庭や飛龍伝で感じていたそれ。
自己発信衝突による信頼関係の構築。
が、最近具合宜しい。
という話でした。

次。



今回、一人芝居フェスで全国ツアーを廻るからって訳ではないのだが

演劇の地域性

について殊更考える。

地域性というには大袈裟かもしれないが、例えば、日本各地にはまだまだ知らない面白い俳優や作家、演出家が存在するし、それを育んだり拒んだりする演劇環境がある。
俺は、旅公演やるようになって、それを非常に面白く感じているし、もっと知りたいと思うようになった。

そしてそれを、演劇の深さではなく広さを、知っているのといないのとでは、己の俳優能力の発展と向上に大分差が出るなぁと思っている。

演劇が国政や教育事情に介入してきている以上、そこに興味を持つのは間違いではないと思っているし、単純に、己が住む世界以外の、未だ観ぬ、様々な可能性を秘めた世界を知るということは、人間的な深みからひいては俳優としての深みに、絶対影響する。
事実、俺は影響している。

演劇に携わるってのは、何も自分を取り巻くコミュニティに限ったことではない。
所属する劇団、そこでの在り方、大学のサークル等もそう。
フリーでも。
そこで生きるのも大変だし精一杯だとは思うが、その先の風景を望んで見に行けば、一等上等な俳優に近付けると思うんよ。
自分を取り巻く環境が演劇的にどれだけ恵まれているか、恵まれていないのか、窮状はどれほどか、潤っているかやら云々。
色んな地域と比較して。
そしてそれに対して自分は、俳優としてどう取り組むのか。
どうすれば環境を改善できるか持続できるか影響できるか。
が、どんどん広がっていく。
外の世界を知れば。

作家や演出家、制作とは違う視点、観点、展開を持ってして、俳優も様々な地域に影響していかなくては、職業的にも、能力的にも遅れをとってしまう。

別に良いのかもしれないが、俺は嫌だ。
知らないもの、世界、状況がある中で演劇をやるのは落ち着かない。
全部知りたい。
俳優として、お客様や仲間に対してもだが、何より演劇自体に影響できないのは、嫌なのだ。

故に提唱。

我々俳優が身を置かなきゃいけないのは
小劇場界
でもなければ
商業演劇界
でもない。

東京でも
大阪でも
福岡でも
札幌でも
三重でも
そのどれでもなく
他でもなく

日本の俳優

にならなきゃいけない。
って思ってる。
俺は。
そう思って演劇やってる。

実を結ぶかは、乞うご期待。



一人芝居フェス絡みで感じた、また違う話。

日本には本当に、色んな俳優、作家、演出家がいて、様々な方法論で演劇やってる。

青森に本拠地を構える、劇団野の上の山田百次氏の『或るめぐらの話』は、非常に興味深かった。
全編津軽弁で語られる30分間の聴覚支配は、心地好いし見事だと思う。

自分の中で、それこそ聴覚や、普段勝手に決め込んでいる価値観的なものや、凝り固まった概念みたいなものが、解けて流れていく感覚があって気持ち良かった。

演劇は非常に多様性に富んできていて。
そこで最近強く思うことがある。

人は多分、観劇に於いて大きく二極化される。

興味を持ってのめり込んで観る



興味を無くして何もかも断絶する

のどちらか。
多分。

好みにもよると思うが、例えば『或るめぐらの話』だったら、言葉が解らないという理由だけで断絶するのは、俺はあまりに勿体ないと思うのです。

興味を断絶させるに至らせたプレイヤーの落ち度も、あるとは思う。
今回の百次さんがそうだとかではなくてね。
寧ろ百次さんは、聴覚支配一辺倒になりがちなこの戯曲を、ある一点で視覚支配に促すようにしていて。
そのクレバーさと、己にそんなハードル課しちゃうところが好きなんだけど。

お金を払って観ている以上、全力で観劇する義務がある。
とかとは全く思わない。
好きに観劇してほしい。
勿論真面目に観るも良し、寝ても良いしそれは自由だ自由に過ごして頂きたい。
が、努力はしてほしい。

直ぐ様、言葉解らんって結論を出す前に、解らないなりにどうしたら楽しめるかを試みて欲しいのです。
人それぞれに。

こちらも、折角お金払って観て頂いているのだから、楽しませたい。
それは絶対です。
その為に色んな準備や心構えを持って舞台に上がっています。
だから、一緒に最高の時間を過ごしたいんですお客さんと。

演劇の多様性
に対して
観劇の多様性
も発展すると嬉しい。

自分もそうですが、個人的な趣味や好みとは別に、演劇という空間を満喫する為の尺度。
を持って演劇観れたら、演じる側も観る側も、幸せになれるんじゃないかなぁって、強く思います。

それでも駄目だったら、それはきっともう創り手側の落ち度です。
努力します。
もっともっと最高の時間目指して努力します。

劇場という空間で同じ時間を過ごす以上、手を取り合いたいものです。



さて。

束の間の夏休み、大親友の結婚式を間近に控えています。

あと、先程話に上げた劇団野の上のアフタートークに出させて頂きます。
21日(日)14時の回終演後。
駒場アゴラ劇場にて。

百次さんとは、それ程までに意気投合した。



柿喰う客本体は、柿×キャラメルを終え、更に本日、ながぐつをはいたねこを終え、悩殺ハムレットの稽古に入ります。

皆忙しい。
俺も。
でも演劇は辞められん。
だって生きがいだもの。



皆様、暑いので体調管理に気を付けて、頑張りましょう。

夏休みを、満喫しに行ってきます。



眠い!
posted by 玉置玲央 at 00:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月07日

登山口

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手前が山田百次氏、奥が、我らがプロデューサー相内唯史さん。

札幌のガール、イトウワカナ嬢。
敬意を込めて、ガールという愛称は、この方にばっちり填まる。



さて、千秋楽。

連日、沢山のお客様に御来場頂いて、様々な感想を頂いて。
頂いてばかりで申し訳ない。

本気
が伝わった時の快感てば、ない。
空間の埋まり具合や、お客様の疲労度期待度、欲しい感情や温度、色んな情報をつぶさに感じて、成功したり失敗したりする。
それが演劇の、本当に面白い所。

昨日は、それがばっちりはまったのだと思う。
空気の間隙が見えた。
ここだってタイミングが解る。
誰もが糸を伸ばしていて。

あー、今演劇だ。

って強く思った。



演出家や、俳優、演劇の歴史や背景、それを汲み取らずに、汲み取る努力をせずに、思いをぶちまけるのは卑怯だ。
私的感情で否定するのは簡単だが、私的感情である以上は、それを公の場に披露するべきではない。
物事や考えをずばずば言う事と、喚き散らすのは全くの別物だ。

これは演劇なので、演劇にとって価値のある発言をする義務が、義務は大袈裟かもだが、娯楽であると同時にその側面がある。
特にアゴラで上演されている演劇だし。

別に仕事でもなんでもないんだし、そんなに気張らず構えず恥かかず、普通に演劇観てください。

俳優から、お客様へ、お願い。

お金を頂く、お金を払う、それ以上のものを観せる、それ以上のものを見出だす、のは、本当に本当に大前提。

願わくば一緒に、演劇を、潤わせましょう。



一番手、いっちきす。



あ、当日券も出ますからね。
posted by 玉置玲央 at 10:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月06日

超自我

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@アゴラ周辺の銭湯を探す、大塚宣幸と加藤智之。
お上りさん。

Aアップ中の福山俊朗兄さんと横田江美姉さん。
兄さん姉さんばかりだ。

B左が谷屋俊輔カレー大臣と、俊朗兄さんの作品の作・演出、桂正樹子氏。

東京以降は、更に選抜メンバーになってしまう為、東京でばいばいの人も居る。
寂しいったら無い。



東京、全チーム初日が開けました。
玉置は、楽しくなり過ぎてバグったりもしましたが、びびらず信じて突き進めたのが良かった。
お客さんを信じて、預けられるってのは幸せな事だ。

三年前より、間違いなく賢くなっている。
温度や空気、感覚を読んで、どうすれば今現在を浮き彫りにしてかつ切り裂けるかを、瞬時に判断できる。
どうすれば疾走できるかを、解っている。
という感覚がある。

それがまた楽しいのだ。



東京も残すところ2ステージですが、繋いで繋げて、引き続き楽しもうと思います。

本日、明日、当日券も出ます。

全国から集まった10人の一人芝居、観といて損は無いです。



これだから、演劇辞められない。



私信。
オイスターズがアゴラにやってくるそうな。
ひろ、待ってるぞー。
posted by 玉置玲央 at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月01日

路地裏

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彼は、大塚宣幸。
名優であり盟友。

となりの見切れちゃってるおじさんは気にしなくて大丈夫です。

INDEPENDENT一人芝居フェス、大阪公演が無事に終わりました。

朝起きたら劇場の楽屋に一人で、劇団野の上の百次さんがこれから劇場を出発するってタイミングでした。

寝呆け眼で伸ばした手を、握ってくれた百次さんは、最高に良い人だと思う。

イケメンももじい。
敬意を表して。



大阪でのカーテンコールは、最後がSun!!ちゃんの演目で、暗転の後にスタッフロールの映像が流された。
自分の演目を終えた俳優は、客席から自分の作品以降の作品を観ていて、鳴り止まない拍手の中、客席からポコポコ順番に立ち上がって、楽しかった。
10人全員が舞台上に集結して、プロデューサーの相内さんも登壇し、とても、非常に、素晴らしい光景だった。

俺はあのカーテンコールの光景を、忘れない。



千秋楽は、10人全員が一丸となって、バトンを次の出演者に渡して渡して、とてつもないうねりを創っていた。
企画として、大成功だと思う。
それがもう嬉しくて嬉しくて、改めて、関西演劇界に居れる事を幸せに思った。
この企画に携われている事を、幸せに思った。

まだまだ各地を回るので詳しい事は書けないが、一先ず、大阪の皆様、観に来て下さったお客様方、本当に本当に本当に、ありがとうございました。

このご恩、相変わらずですが演劇で返していきます。



飛龍伝でお逢いした皆様方も、お元気そうで何よりでした。
楽しんで頂けたなら幸い。



打ち上げは、呑めや呑めやの大騒ぎ。
Sun!!ちゃんと、お互いの演劇風やら取り組み方やら立ち位置やら大いに語る。

大塚宣幸とSun!!と玉置玲央は同世代でして、東京でも、こんなに刺激的な同世代は、なかなかいない。

日本は広い。
そして我々は、やっぱり、日本の俳優にならねばね。

素敵な話をたんまりして、思いを馳せて、それを笠原さんに告げ、また夢現つで。

何処へ、何処まで行こうか。



今、東京へ帰る新幹線の中。

大塚宣幸
加藤智之
榮田佳子
Sun!!
谷屋俊輔
福山俊朗
ヤマサキエリカ
山田百次
横田江美

この人達を、早く、東京の皆に観てもらいたい。

勿論自分も。

まだまだご予約、受け付けております。

どうか、どうか玉置の、大阪の仲間達を、観に来てやってください。



東京へ。
東京に。
東京だ。
posted by 玉置玲央 at 17:27| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月24日

新幹線

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東京を出る前には、しょうが焼きとポークチョップ。
これ、決まり。

という訳で今夜、大阪に入ります。



飛龍伝から一ヵ月経ったとは思えない。
あっという間だった。

この一ヵ月は、正直、身体と心を休ませることに、費やした。
飛龍伝の消耗は、それほどまでだった。

勿論、稽古にも勤しんでいました。

不安はまだまだありますが、本番のその瞬間まで、足掻いて藻掻いて泣き叫んで、皆様の前に立ちたいと思います。



大阪公演、土日は売り止めのようです。
が、木金はまだまだお席に余裕がある模様。
ツイッターには平日公演のお得情報が盛り沢山なので

reo_tamaoki

#inSSS

チェックしてみてください。

東京公演は、まだまだどの日程もお席に余裕がございます。

自分は勿論の事、関西の化物達の珠玉の一人芝居を、是非とも東京の皆さんに観てもらいたい。
戦友達の闘い様を観てほしい。

トップページに東京公演詳細を貼りました。
そちらも参照の上、ご予約ください。

間違いなく言えるのは、絶対満足させます。ってこと。
だから、迷ってたら観に来て。
頼む。



ついでと言ってはなんですが、舞台版『オーデュボンの祈り』のリンクも、トップに貼りました。
公式サイトに飛ぶのですが、キャスト紹介のページがありまして、そこを見れば誰が何役か、一発で解るようになっています。
これ、良いのだろうか。
俺が心配することではないか。

俺がその役をやる事、何だか評判良いみたいで、すっごい嬉しい。
俳優冥利に尽きる。

気になる方は公式サイトへ。
そして、チケット発売したら是非ご予約を。



一人芝居にて
大阪→東京→福岡→札幌→三重

オーデュボンにて
東京→札幌→大阪→宮城

旅公演が続きます。
その間も演劇界は進む。
劇団員達も突き進むし、仲間達もきっと闘い続けるでしょう。

俺は、俺の出来る事を、この夏秋でやり尽くす。

誰も追い付けない速度で走り続け、周りの風景どろどろになるまで行ったる。



どろどろのその先で逢いましょう。

全力疾走で待ってます。
posted by 玉置玲央 at 20:45| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月23日

『INDEPENDENT』東京公演詳細

in→dependent theatre PRODUCE
『INDEPENDENT:2ndSeasonSelection』参加作品
『いまさらキスシーン』
作・演出 中屋敷法仁

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■日程■

2011年8月4日(木)〜7日(日)
※★のステージに玉置は出演します
※アルファベットは作品を表しています

4(木)
18:00(a・h)
19:30(b・d・i)

5(金)
18:00(g・j)
★19:30(e・c・f)

6(土)
14:00(b・h・i)
★16:30(d・e・j・f)
19:30(g・c・a)

7(日)
★13:00(f・j・a)
15:30(b・c・g)
18:00(d・i・h・e)

※受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前。

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■作品■

[a]『101人ねえちゃん』
10年初演/本拠地:大阪
出演:大塚宣幸(大阪バンガー帝国)×脚本・演出:早川康介(劇団ガバメンツ)

[b]『マラソロ』
09年初演/本拠地:大阪
出演:加藤智之(France_pan)×脚本:山崎彬(悪い芝居)×演出:伊藤拓(France_pan)

[c]『0141≒3088』
10年初演/本拠地:札幌
出演:榮田佳子(劇団千年王國)×脚本・演出:イトウワカナ(intro)

[d]『スクラップ・ベイビィ!』
09年初演/本拠地:大阪
出演:Sun!!(ミジンコターボ)×脚本・演出:坂本見花(浮遊許可証)

[e]『はやぶさ(MUSES-C)〜星に願いを』
10年初演/本拠地:大阪
出演:谷屋俊輔(ステージタイガー)×脚本・演出:美浜源八(シアターシンクタンク万化)

[f]『いまさらキスシーン』
08年初演/本拠地:東京
出演:玉置玲央(柿喰う客)×脚本・演出:中屋敷法仁(柿喰う客)

[g]『頼むから静かに聴いて。』
07年初演/本拠地:大阪
出演:福山俊朗(まじっくらじお)×脚本・演出:桂正樹子

[h]『赤猫ロック』
09年初演/本拠地:大阪
出演:ヤマサキエリカ(月曜劇団)×脚本・演出:戒田竜治(満月動物園)

[i]『或るめぐらの話』
09年初演/本拠地:青森・東京
出演・構成・演出:山田百次(劇団野の上)

[j]『暗くなるまで待てない!』
08年初演/本拠地:大阪
出演:横田江美(A級MissingLink)×脚本・演出:土橋淳志(A級MissingLink)

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■会場■

駒場アゴラ劇場
東京都目黒区駒場1-11-13

京王井の頭線『駒場東大前』駅から徒歩10分

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■チケット料金■
(全席自由・ワンドリンク付き・一日通し券)

前売 2,800円(※1)
予約 3,200円(※2)
当日 3,500円

※1→劇場窓口のみ取り扱い。セブンイレブンでの発券システム。
※2→玉置からの予約のみ取り扱い。劇場取り置きチケット。

--------------------

■ご予約■

玉置扱いでのご予約はこちら
http://ticket.corich.jp/apply/28691/f01/

劇場窓口でのご予約はこちら
http://righteye.jp/

--------------------

■お問合わせ■

TEL→0666351777(運営事務所)
E-mail→theatre@west-power.co.jp

公式ブログ
http://i-theatre.seesaa.net/
posted by 玉置玲央 at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月22日

黎明期

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久し振りの、須貝英。
油そばを喰らっとる。

それは置いといて、
暑いと引き籠もる。
引き籠もってもやる事は盛り沢山だが、故あって上半期を振り返ったりなんかに思いを馳せたり。

頭を使う。

それも置いといて。



これは持論だけど、圧倒的な演劇を創る為には、圧倒的な日常が無いと、それは存在しえないと思っていて。

この場合の圧倒的とは、揺るぎなさと精神面の充足感だ。

絶対的な虚構世界をはっきりさせる為には、きちんと、上等な、大切な日常生活が無いと、根幹の部分が滲んでしまう。
由来する場所が無くなって、虚構と現実が曖昧になってしまう。
その曖昧さは、気付かない内に己の演劇を侵食していって、良くない結果に繋がる。

要は日常と非日常を意識的に努めてはっきり区別して、満足のいく日常生活を送っていれば、それは演劇の充足に繋がるんじゃないかって事だ。

俺は毎日が幸せで、だからこそ演劇頑張ろうと思えるし、この幸せを失いたくないから演劇頑張ろうと思える。
俺を取り巻く世界を死守する為には演劇が無いといけないし、演劇があれば俺は恐らく一生退屈しないから、だから。

何の話だ。

日常を演劇するのは、違うって話だ。



上半期を振り返ったりしたんだけど。
真っ先に思い起こすのは箱庭円舞曲だ。
次に飛龍伝だ。

先日ぬいぐるみハンターを観に王子に行ったら、偶然にも井上裕朗兄さんと一緒の回で。
裕朗さん、はづき、俺という、珍しい凡人トリオが揃ったりして。

井上裕朗。
あの人はもはや、演劇界での俺の兄だ。

話、飛びます。
俺はカスガイというユニットを主宰していて。
カスガイで標榜している演劇感が、
繋がる演劇
ってやつで。

物凄い簡潔に言うと

心身と肉体。
自己と他者。
空間と感覚。

を、さんすくみに繋げるというもの。

以前少し書きましたが、珍しい凡人では、裕朗さんとこの繋がりの一種の極みまで一緒に行くことが出来た。
どろっどろに溶け合うことが出来た。

自分が開ききった状態で誰かと一緒に居れば、まだまだ演劇で色んな事が出来る。
無限の可能性がある。
何を感じ何を発信し、何を受け取りどうなるのか、手に取るように解る状態まで、行ける。

人と繋がることによって。
その感覚を掴んで、こねくり回して、食べて消化して排泄して、残ったものを抱えた良い感じの状態で迎えたのが飛龍伝。

相手役と向き合い会話する

という事の根本が俺の中で変わりつつある。
ってか、出来るようになってきたのか。
少しずつだが、本当の意味で出来るようになってきて、見えた風景にびっくりしたり笑ったり挑戦したり守ったり、演劇に於いてもう少し自由に振る舞えたのが飛龍伝だったなと。

上半期は、この二つの作品、現場が、俺を良く解らない世界に連れていってくれて印象深かったなぁ。



関西ベストアクトという、今年の上半期に上演された関西の芝居の中から、お客さんが話し合って印象深かった作品と俳優を三位まで決めるという企画がありまして。
おかげさまで、飛龍伝の山崎一平で俳優部門の一位を頂きました。

演劇はやはり人の評価が目に見えにくいものですから、このような結果を頂いて素直に正直に嬉しく思います。
本当にありがとうございます。

でもこれは、間違いなく俺の力じゃなくて、周りの方々の力がでかい。
プロデューサーの藤原さん、演出の諏訪さん、スタッフの皆様、観に来てくださった全てのお客様、そしてやはり共演者の皆様とつかさん。
色んな方から力をもらって成し得た結果です。

一人じゃなければ我々は、演劇でどこまでも行ける。

って事だと思ってる。
それは、大変素晴らしい、事だと、思います。



ざっくりと上半期を振り返り、いよいよ下半期な訳ですが。
玉置の下半期は大阪から始まります。

夏の全国縦断一人芝居。

7月は大阪。
8月は東京と福岡。
9月は札幌と三重。

先ずはこれを観て頂きたい。

トップページから詳細が見れます。
ご予約頂けます。

繋がることで色んな風景見てきた自分が、誰とも繋がらず創る一人芝居。

じゃあどうすんのって。

お客様と繋がる。
繋がって溶かす。
お客様を俺が、見た事ない風景見える場所へ連れていきます。
どろっどろに溶かします。

約束。



夏らしからぬ肌寒さは、きっと、これから暑くなる為の助走だ。
それに乗っかって、何処に行きましょうか。

何処にでも行きましょう。



わー
やばいわくわくしてきた。

一先ず、これからフライヤー撮影。

何のフライヤーかは、また次の機会に。



演劇が止まらない。



好き好き大好き超愛してる。
posted by 玉置玲央 at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月13日

色眼鏡

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という訳で、新しい眼鏡はこんな感じです。



時間感覚がとっても変
な初夏を過ごしています。
どっかで調整しないと、後でへたってしまうぞこれは。

ツイッターの方では、オーデュボン情報が呟かれてますが、その前に一人芝居全国ツアーがあります。

是非とも、観に来ていただきたい。

稽古は、静かに渦巻いている。

三年前に出来なかったことが出来る。
ブレスは長く続く。
喉が強くなっていたり。
がむしゃらに出していた声が、きちんと頭で狙いを定めて、定めた高さ、太さ、響きで出せる。
その精度が上がっている。
と同時に、出した瞬間にそのシーンにそれらが適切か、判断できる。
自分の中に流れている時間感覚、間や台詞自体の尺だったりの客観視と微調整が、つぶさに出来る。
少なくとも、中屋敷が求める速度や感じ、温度とかに一発で寄せれる。
一杯一杯の精一杯だった台詞回しや動きが、全然楽だまだまだいける。

という事を、逐一実感出来る。

これでこそ再演、これでこそ演劇。
身体感覚、脳内感覚でそれらを実感できるってのは、実感できるという事が本当に大事なんだけど、強い。

スペックの伸びを、なんとなくではなくてきちんと把握理解利用出来る事ほど、俳優として強みはない。



そんな事を感じながら喜びながら、稽古しています。

良かったら、観に来てくださいね。
初演観た人も観てない人も。

自分の環境や感覚や、色んな要素が相まって、きっとまた違う風景を観れたりする。
ってか観せる。

初めての人には、一人芝居の可能性を、示唆できれば。



やばい。
演劇ちゃんと、まだまだ無限に、楽しい。
娯しい。
愉しい。



俺は恵まれている。
すべてに感謝。
posted by 玉置玲央 at 21:19| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

真夏日

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写真は掘り出し物画像。
デザインは作ったが、ボツになった2011年柿Tの完成稿。

反響がでかければ、作ります。
物販に並べます。

柿喰う客商品開発部長(自称)の名にかけて。



今月発売の演劇ぶっくには、知り合い盛り沢山。

キャラメルボックス渡邊安理。
クロムモリブデン森下亮。
贅沢な妥協策金丸慎太郎。
ともにょ企画横山太郎。
男肉池浦さだ夢。
トープレ。
バナナ。
世田谷シルク。
ミジンコターボ。
柿喰う客の広告ページ。
黒色綺譚カナリア派。
箱庭円舞曲。

箱庭円舞曲の記事には、玉置の写真も載ってます。
気持ち悪い格好の、須貝英も載ってます。

もうね、買えば良いと思います。



オーデュボンの祈り。
舞台化の情報が出回り始めました。
フライヤー写真も出てまして、これ、写真見たら誰が何役って解るものなのかな。

検索してみてください。



ある理由で、脚本を書いています。
まだ公表出来ないのですが、八年振りくらいに。

何か、よほどの衝動が無いと、俺は文章を、文章じゃないな、台詞。
を紡げません。
発信したい伝えたいは、文章より先に声に行動になって、発散発散発散。
そこから漏れ出た、押し殺しているあらゆるものが、良い具合にたゆたって、文章になっている気がします。

なんにせよ、文章を書くのもやはり楽しいのです。

演出をするのも、舞台美術も、宣伝美術も、大道具も、舞台監督も。

極めつけは、俳優も。
俳優が。

楽しいのです。



夏の暑さに負けないで、皆で頑張ろう。
posted by 玉置玲央 at 17:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月07日

紫陽花

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超可愛い扇風機が、我が家にやってきたのさ。



一人芝居の稽古が、静かに進行している。
三年前の台詞が、殆ど残っている。

三年前に初演をやった時に、俺はおこがましくも、セレクションに選ばれて再演すると思っていた。
だから、台詞を、呟いていた。
三年間、紡いでいた。

三年間で変わった事。
歳をとったし、背も少し伸びた。
交友関係も少しだけ変わったし、事務所に所属したり己の環境が大きく変わった。
身体は青年のそれから、大人へと変化していっている。
脂肪が減った。
対して上半身の筋肉の量が増している。
如実にでかくなった。
そして、如実に賢くなった。
舞台での、正に本番のその瞬間の、目に入れる情報や耳に入れる情報、脳内回路の組み方とかが、効率化を増していて。
筋肉の瞬間的な使い方も、持続するスタミナの配分も。
演劇的に賢くなっている。
修羅場を、死線を、あれから何度か潜って、勘とか嗅覚も鋭敏になって。

でもそれでも不安なのは、微妙に変わった台詞がきちんと覚えられるかとか、三年前より面白いのかとか、それもそうなんだが。
上演される事によって、三年間で衰えた部分が否応無しに炙り出されるのが不安なんだと思う。

人間が衰えを感じるのは果たして何歳からか。
それは当然人による。
鍛練の度合いにもよる。
もし衰えを発見したら、もしかしたらその衰えは抗えない類のもので、こっから至るところにこの衰えが波及していくのだなぁと、自覚したくないんだと思う。

人間はそれを回避する為に、上等な日々を過ごすべく努力したり、短所を補い続けたり、逆に長所を圧倒的な位まで磨き上げたり。

演劇的な意味で処世術を駆使して生きていくのだ。

そんな事に、今は未だ、頭を悩ませたくないのだ。

ぶっちゃけ、気にせず生きれば良いんだけどねそんな事は。

ただ、今現在、お客様に提供出来ている水準より下がるようなことは、したくないんだよやっぱり。
例え芝居風が、変わるべくして形を変えたとしても、それだけは死守したい。

俺の夢は、60歳越えても、今と全く同じパフォーマンスを提供すること。
跳んで走って叫んで。
バク転バク中当たり前。
挙げ句の果てには脱ぎ散らかす爺。

最高じゃないか。

更に言えば、今と全く同じどころか、より一層成長しているよう努力する。
それは当たり前のこと。

もし自分が客で、そんな爺さん舞台に出てきたら爆笑する。
ときめいちゃう。

そんな、夢といいましょうか、希望といいましょうか。
に繋がる不安を、三年間を経てのこの再演に感じている訳です。

まぁ。
払拭します。
そんな不安は。

自分を信頼していて、幸い、演劇で自分に失望した事は皆無です。
めでたい野郎なんです。

杞憂に終わることでしょう。



シアターガイドに、阿佐ヶ谷スパイダースの稽古場風景が載っていて、中村のまことさんと初音嬢と川村紗也と佐藤のみゆきさんの姿を確認して。
なんか嬉しいこの繋がり。

戯伝写楽とは別に、ある一件があってから俺は、中村まことさんと共演したくてしたくてしょうがない。
出てる芝居を観てもらうでも良い。
兎に角、どうやら俺は、まことさんに夢中らしい。

ああいう演劇人になりたいと、切に思う。



速報
一人芝居もありますが、今年は10月にも大阪に赴きます。
飛龍伝にも挟み込まれていたと思いますが、伊坂幸太郎さん原作の、氏のデビュー作『オーデュボンの祈り』の舞台化にあたりまして、出演させていただく事になりました。
演出にラサール石井さん。
共演者には憧れの河原雅彦さんら豪華な大人に囲まれて、秋の大阪に乗り込みます。

更に
まだまだまだまだ詳しいことはオフレコですが、2012年の4月にも大阪に赴くかもしれません。

盛り沢山。



私事ではありますが、一人芝居フェスまでで、俺の中で現場が一段落します。
勿論どんどん出演は続くのですが。

だからって訳ではないけれど、きっちり勤めあげて演劇人として、更なる高みに向かおうと思います。



紫陽花が庭に咲いていて、梅雨はそれだけで全然嫌な気分じゃなくて。
ってかもう夏だし。

夏を、全国渡り歩いて、締括ります。

ご予約はトップページから。

絶対観てほしい。



紫陽花が好きだ。
posted by 玉置玲央 at 14:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月02日

阿修羅

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東京ではポークチョップを食べる。
ポークチョップが大好物なんです。



さてさて、上半期の芝居は如何な感じ。
以下な感じ。

1月
柿喰う客
『愉快犯』
@芸術劇場小ホール1
琴吹慶二郎役

3月
シーラカンスプロデュース
『戯伝写楽―その男、十郎兵衛―』
@吉祥寺シアター
与七役

5月
箱庭円舞曲
『珍しい凡人』
@駅前劇場
佐藤健二役

6月
一心寺シアター倶楽プロデュース
つかこうへい追悼企画
『飛龍伝』
@一心寺シアター倶楽
山崎一平役

ホリプロ
『100万回生きたねこ』
@水天宮ピット大スタジオ
ねこ役

という具合に、駆け抜けてきました。

劇中に於いて、比重が重い役が続きました。
これは愚痴とかではなくて、身についた事として。

役と違い、俳優という生物はその公演の中だけで生きている訳ではなく、延々脈々と生き続けなくてはいけないと、俺は思うのです。

簡単に言えば、この上半期のスケジュールと配役を、どうやって集中体調努力を切らさず崩さず怠らずで、生きていけるかって事に俺は躍起になっていました。

躍起になっていたというか、気を遣っていたというか、どういう風に生きていけば良いのか、考えながら取り組んでいたと言いましょうか。

こっから先、多分自分が俳優として求められるのは、一発一発のホームランも去ることながら、打率、しかも打席数の多さと打率の高さの正比例だと思っている。
で更に、自分の性格上、出塁率は高く、安打も量産し、ホームランを打ち、スチールもばしばし決める、全部出来る俳優になりたいみたいで。

ひと昔前は何でも出来なきゃって漠然と思っていたり、逆に、短所を補わなきゃ、長所を伸ばさなきゃって、あっちこっち思っていたが、今はビジョンと自分の中の俳優像が重なった。

何でも出来なきゃ駄目だ。

会話劇好きなお客様を前に
自分会話劇得意じゃないんでこんなもんで勘弁してください
なんて、口が裂けても言えない。

エンタメ好きなお客様を前に
自分身体利かないんでそれなりの運動量でどうか満足してください
なんて、口が裂けても言えない。

俳優としての自分は一人だが、その俳優を観るお客様は無限大だ。
つまり、無限大を要求される。

じゃあ無限大やれる俳優になりゃ良いじゃねぇか。

という事を、上半期を通して、生き方みたいな感じで考えたのでした。

それは、一つ一つの芝居を疎かにするという事では当然なくて。
もっと大きな流れで。

俳優という職業に取り組まなきゃいけない。



未だ見ぬお客様に、未だ観ぬ玉置玲央を届けたい。

だから今日も、稽古に行ってきます。



行ってきます。
posted by 玉置玲央 at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月29日

飛龍伝

20110619_222449_1.jpg


飛龍伝オールメンバー。

何から話せば良いのか、とつとつと話していこうと思います。



一心寺シアター倶楽プロデュース
つかこうへい追悼企画
飛龍伝

無事に全日程が終演しました。

何を燃料にしているのかは解らないが、巨大な焔が立って、燻る事無く、一瞬で燃え尽くして消えた。
そんな感じ。
こちとら何が起きたのか解らない、瞬間的な、ごく瞬間的なあまりにも烈しい魂の燃焼。



ご来場下さいました全てのお客様へ、とにもかくにも感謝。
6ステージ延べ1200人以上のお客様に観て頂けました。
東京で普段芝居やっていて、この作品と出会い、大阪でこれだけのお客様に逢えた事、これは奇跡だと思ってます。
人の出会いや選択は、あらゆる思いが積み重なって今に繋がっている。
当然ですが俺があの飛龍伝の場に居ない可能性もあった訳です。
1200人のお客様が、誰一人として飛龍伝を観なかった可能性もあった訳です。

でも、観た。
俺も、居た。

当然のように催される演劇。
当然のように演劇を観に行く。
訳ではないですからね。
そこには様々な想いが選択が奇跡があって、それ故に成立していた。
飛龍伝。

そこに、物凄い感謝と感動。

同時に、
東京から来た良く解らん俳優に皆様優しくして下さって、本当にありがとうございました。
やっぱり、不安な面はありました。
柿絡みで何度も赴いては居ますが、誰だ玉置玲央ってってなるのは目に見えていたので。
そんな心配をよそに、大阪のお客様方は暖かった。
優しかった。
それが本当に嬉しかった。

関西のプロデュース公演にも関わらず、関東から主演を呼ぶのはどうなんだ?という話を、そこかしこで耳にします。
それはまた別の話なんで、俺は言及しません。



目標があった。
先ず第一は、俺を呼んで下さったプロデューサー藤原治基さんに喜んでもらう事。
打ち上げのもう何もなくなった場内の客席で、玉置を呼んで間違いなかった、本当に助かった、大阪と東京のお互いにとって良い刺激になったと言ってもらえたのが、物凄く嬉しかった。
思わずその言葉を聞いて泣いちまったもん。

恩返しが、したいんですよ。
呼んでもらった以上、俺は最大限働く。
期待以上のものを出すのは当たり前だ。
俺が山崎一平をやる事により、作品の強度やクオリティが上がり、観に来て下さったお客様が喜んでくれて、つかこうへいの偉大さや演劇の楽しさを知って、劇場に通うようになって。
俳優同士も、お互いが未だ日本にはこんな俳優がいるんだって刺激になって。
それが藤原さんから求められた俺の役割だと思っていたから。
だから、必死に果たした。
恩返しした。
藤原さんと、関西演劇界に。



見たことない風景を見る
ってのが、俺個人の命題でした。
見たことない風景を見せる
ってのも。
数多ある出演作品の一つでは絶対に終わらせたくなかった。
そんなつもりで取り組むと、とって喰われる作品だったから、俺は何か色んなものを飛龍伝に注いだ。

皆と一緒に、見たことない風景を見る。
行ったことない世界へ行く。
物凄い感覚的な話で解り辛いかもですが、それをただひたすらに目指していた。
結果として、見たことない風景の片鱗を見たと思う。
個人的には。
見たことない風景を、見せれた自信は、超ある。
共演者にも、お客様にも。
でも、もっともっと行けたんじゃないかってのは、終わった今だから言えることでもあるのだけど。

つかこうへいという演劇人が居たということ、こんなに素敵な最強の愛の物語を書いたんだということ、それに取り組んだ連中が居たこと、玉置玲央が山崎一平という役と共に生きていたこと。
とかね。
何はなくとも、あんだけ情熱的な演劇がこの世に存在したということを、どうか、どうか忘れないで居てほしい。
一心寺シアター倶楽プロデュース
つかこうへい追悼企画
飛龍伝
という作品を観た全ての人には。



まだまだ身体で芝居をやってる。
つかさんの本は、実は一番脳みそから芝居をしないと戯曲にあっさり置いてかれる。
脳みそで噛み締めた色んなものが、消化して租借されて初めて身体に出てこないと、痛い目見る。
俺は見た。

まだまだまだまだまだまだ精進します。



観に来てくださった全てのお客様。
本当にありがとうございました。

共演してくれた皆。
一緒に演劇やってくれて本当にありがとう。

誘って下さった藤原さん。
感謝。

共に生きた山崎一平。
またどこかで逢おう。

追い求めた桂木順一郎。
一生忘れない。

俺が愛した神林美智子。
永遠に生きてくれ。



飛龍伝と、演劇という名の元に、記憶も、記録も、想いも、思い出も、永遠に生きてくれ。



この一言に尽きる。

愛は祈りだ。
posted by 玉置玲央 at 21:12| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月21日

サバンナ

一応十年芝居やってきて、
どうしても忘れられん役
とてつもない風景を見れた魅せれた役

ってのがあって。

柿喰う客の再々演の『サバンナの掟』の純江。
あれは、目に入った風景とか更にその先の風景とか、空気とか感覚とか、何かもう全部全部覚えているし感じている今も。
吐き出している言葉が、空中で空気に混ざり込んで至る所に滑り込んでいってるのが解った。
手足が身体が脳が空気を裂いて目に見えない何かを掴んでいる感覚があった。
血が血管を疾走したり、足元の死屍累々の共演者達が酷く美しかった。

三年前。
若いから出来た事。



26の今の俺。
にしか出来ない事。
をやっています飛龍伝。

この作品の山崎一平という役は、どうやらこのまま行けば、

どうしても忘れられん役
とてつもない風景を見れた魅せれた役

に辿り着けそうです。
しかも26歳の、三年間の成長やらを上乗せしたそれに辿り着けそう。

人生を賭けた役。

だからどうか、観に来て。

ご予約はこちらから
http://ticket.corich.jp/apply/25676/004/
posted by 玉置玲央 at 13:08| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カナリア

常に囀るので、助かる。
その異常自体をつぶさに汲み取れば良いのに。
それすらも惰り取り零すので。
そこかしこから吹き出している毒ガスを、肺の奥の奥の奥の奥の奥のその居場所へ。
そうやって、時は金なり。
鳴き止めば、時は金なり。

金色でまばゆい。
全くもって清々し。
二時間半、500kmを往く。
それと同じ速度で、毒を薬を脳内へ送って。
まばゆさ一糸纏わない頃合い見計らって、いざいざ想像力と思いやりの別天地へ。

つまりは、単純に、そういう事だ。

一旦、一端を締めて、行ったんだ。
posted by 玉置玲央 at 09:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月19日

タラチネ

201106082340000.jpg201106112358001.jpg201106192221000.jpg

写真は
この現場では珍しい歳下の共演者、DEW(でゅー)君。
いつぞやの焼鳥屋にて。

大好きな大塚宣幸と、東京大阪問わず世話になりっぱなしの緒方晋。

やはり大好きな大塚宣幸あだ名はのりのりと、大先輩坂口修一。
当日パンフレットの修正中です。



更新滞ってましてすいません。

大阪で過ごして、数週間。

来る芝居の案内、悉く観に行けず申し訳なく思っています。

殊更、色んな事で関わらせてもらっている、確率論を観に行けないのは残念。



近況。

初日一週間前を切りました。

一人芝居のチケット発売。
近日中にチケットページリンク貼ります。
ツイッターには呟いたので、良かったら
reo_tamaoki
をチェック。

つかこうへい追悼企画の現場に、観劇者なり仕込み者なりで顔を出している。
えん魔さんが偉大。

箱庭円舞曲『珍しい凡人』がこりっちでグランプリ受賞。
昨年、柿喰う客が頂いた際、俺はその公演に携わっていなかったので、個人的には雪辱を晴らせた。
何より、古川さんが一番雪辱を晴らせただろう。
この公演に関われた事を、心から感謝している。
何に。
全てに。

大阪から帰宅直後の30日、『100万回生きたねこ』に出演する事になりました。
詳細はまた近日。

演劇モバイルというサイトに、玉置玲央の取材記事が上がると思います。
詳細はまた近日。

ある公演のフライヤー間もなく完成。
お披露目が楽しみ。



こんな感じです。
元気です。

俺は今踏ん張り所です。

俺は頑張ります。
posted by 玉置玲央 at 23:19| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月11日

ソウゾウ

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東京ではポークチョップを喰らう。
これがあれば、どんなでもやっていける。



そう。
一日だけ、東京に居たのだ。
逢ったのは、事務所の皆と親だけ。

曇天から大雨。
思いの丈。
行く宛ての無い世界。
紫陽花の紅碧。

行くも帰るも瞬きの
その裏手にて
邂垢待ち望む
梅雨
青白い

綻び易くなっちまったものだ。

解けるのと綻ぶのは、全く違う。

それを吐き違えていたら身動き取れなくなるので、眼光だけは鋭く、前を向いていようと思う。

なんにせよ、飛龍伝に命を賭ける。



あ、恐い。
posted by 玉置玲央 at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月09日

ウンメイ

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いやー、自分で言うのも何ですが、玉置、可愛い顔してますねー。

京都に滞在してMONOの稽古をしている七味と、大阪に滞在して飛龍伝の稽古をしている玉置が、大阪で出逢いましたよ。

座組の皆と逢うのが、そして皆ときゃっきゃっ言いながら稽古をするのが、兎に角楽しい。
一気に沢山お兄ちゃんが出来た感じ。

それと同時に
大阪で、劇団員に出逢えるのは格別な嬉しさがある。
七味を見付けた途端、赤信号突破して持っていた小道具ぶちまけて、抱き締めたわ。
嬉しいに決まってる。
顔は綻びますわ。

どんなに悪態ついても、どんなに旧い付き合いでも、お互い何をしていようとも、俺はやっぱり七味を愛している。

英気と勇気と元気と本気をもらった。

有難う七味。



大阪の生活には慣れてきた。
というか、何処で何をしていようとも、演劇をやる事には変わり無い。

日常生活が、もうなんか、皆無。
自分でもようわからんが、皆無。



色んな事が、俺の中に渦巻いてる。
今、今、今。
俺がどうにかならなくては、きっとこの先俺は一生糞野郎のまんまだと思う。
今。
今。
今。
どうにかならなくては。

人は幸せになるために生きている

と、つかさんはストリッパー物語の劇中に言っている。

そして

誰かを不幸にしなきゃ、誰かを幸せにすることなんて出来ない

とも言っている。

誰もが追い求めるものがあって、でもどっかの誰かが優しい声で、どっかの誰かを打ちのめしている。
それは、自分かもしれないし自分ではないかもしれないし。
打ちのめすかもしれないし打ちのめされるかもしれないし。

でも何だかそんなことは些事に過ぎない気がしていて。

俺はこう思います。

人は誰かを幸せにするために生きている

これで間違いない。
人間の一生は、綺麗言だと言われようが、これで間違いないのだ。

誰かを不幸にしなきゃ手に入らない幸せなんて、まやかしだ嘘だ身から出た錆だ糞喰らえだ。



俺が今、飛龍伝を山崎一平をやる事は、奇跡であり運命だ。

例えば
この芝居に出る事で、今後一生の演劇やる権利が剥奪されると言われたとしても、俺は喜び勇んで飛龍伝をやる。
そのくらいの覚悟と絶望と希望が、ロールシャハみたいに左右対称で俺の中にある。

それくらいの奇跡。
それくらいの覚悟。

東京からも、観に来れば良い。
損させないですから。

予約はこちら
http://ticket.corich.jp/apply/25676/004/
posted by 玉置玲央 at 04:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月07日

セイメイ

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空が明るみだしているのに、全然眠れない。

眠れなくて良いや。



色んな事がフラッシュバックする日々。
魂が、想いが、記憶が、振動して俺を揺さ振る感覚で。
現実を全然見れてないのだろう。

死ぬ気で生きる。
ここから先、いよいよ死ぬ気で生きる。

人生投げ打ってでも、死ぬ気で生きたいのだ。



大阪に滞在しています。
飛龍伝の稽古です。

俺は俺で、共演者との、演出家との、関西の演劇との、信頼関係を築くのに必死です。
でも、このがっついてる感じ、嫌いじゃない。
寧ろ好ましい。

山崎一平という役を、俺は今後一生忘れないし愛していく。
それくらい、演劇感や人生に影響が出るくらい、凄い役だ凄い本だ凄い演劇だ。

絶対絶命する。
人間は。

でも俺は、生きる。
絶命するその瞬間まで、燃えて燃えて燃え続けて生きてやる。
生きるという事を、価値にしたい。
演劇にしたい。

誰かを愛している。
演劇を愛している。

その愛が、愛を、もう何かそれが全部演劇に人生に、なってしまえばいい。
真摯に実直に、愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して、一生を送れれば、もうそれでいい。

今岐路に居る俺を115歳の俺に見せてやるまで俺は死なない。

だって俺は貴女を愛して演劇やってるのだから。



眠れない。
眠る暇なんて無い。

その暇は全部捧げたい。



大阪まで、観に来る価値があります飛龍伝。
だって今俺は間違いなく人生で一番生きてる。
一番生きてる玉置玲央を観てもらいたい。

もう何度言ったか解らない一生のお願いを、ここでまた使う。

一生のお願いだから、生きてる姿を観に来てほしい。
東京から大阪まで。



想いは500km越えて流石に加速。
しゅりんしゅりん風切る音協奏曲気味で耳障り絶好調。
遥々の遥かに見る景色は必ずしも独りでではなく。
切磋琢磨と研鑽故の絢爛豪華生命力だ。

届け。



連絡滞っていて皆ごめん。

俺、今、頑張りますから。
頑張りますからどうか見捨てないでいて。
posted by 玉置玲央 at 04:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月06日

イロハニ

いみじくも
ろくでなく
はからずも
にぎやかに
ほうほうのてい
へつろうて
どくせんよくは
ちりぢりに
りゅうりゅうのみち
ぬかるんでいる
るつぼとかす
をかし

わいわいと
がのつよまりに
ようやくの
だましだまされ
れんぴんとかし
ぞくぶつ
ついぞ
ねくびかかれ
なきぬれて
らいちょうとびたた


うるさい
ゐよゐよもって
のさばらしておく
おこがましさ
くやめ
やっつけしごとの
まつりごと
けがしたくなかったら
ふるえて
こごえて
えがおで
てをふって

ああ
さらば
きょうとかきのうとか
ゆくすえは
めったにくちにせず
みちしるべも
じゃまでしかない
ゑいゑんかもしれない
ひよりみで
もうりょうばっこよ
せいいっぱい
ずるしてみて
posted by 玉置玲央 at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月02日

イキグセ

東京に居ます。

昨日は、インディペンデントの一人芝居セレクションの、パンフレット用インタビューを、中屋敷と一緒に受ける。
その後は、久々に、ゆっくり、中屋敷とサシで喋る。

6月1日をもって、中屋敷はゴーチ・ブラザーズに所属する事となった。
つまり俺は、劇団も、事務所も一緒の、同僚になった訳だ。
これには、大きな意味があると思っていて。
いよいよもって、俺はこれから先、中屋敷と共に演劇界を生きていく事になる。
劇団という言わばプライベートな繋がりと同時に、社会的な繋がりが出来た以上、俺は、中屋敷の演劇と共に骨を埋める覚悟でいる。
そして何としてでも、中屋敷の作品の、この世で一番の体現者でいなくてはいけない。
ってかいたい。
それが勤めだと思っている。

そんな話を織り交ぜながら、最近の演劇界と近況について、だらだら喋りましたとさ。



今朝は、秋に出演する舞台のフライヤー撮影に向かっています。
もう少ししたら詳しい事話せると思いますが、大きな舞台に出演する事になります。
公演規模も、劇場規模も。

絶好調な2010年ですよ本当に。
有難い事です。



reset-Nが、劇団としての活動を終えた。
夏井さんのプロデュース団体として、これからはやって行くという。

その事実は、やはり残念で仕方ない。

俺は、どうしても夏井さんの創る世界が好きだった。

大好きだった。
夏井さんの創る
破滅

破滅に直面する人間

それを彩る世界
が。

劇団としての最後の公演に参加出来た事。
そもそもreset-Nに参加出来た事。
それがRose+だった事。
あの世界に存在出来た事。
劇団員方と絡めた事。
何もかも、全て、誇りに思う。

薔薇の様な破滅に、生きれた事を。



隆々と脈打つ演劇もあれば、静かに目蓋を閉じていく演劇もある。
どんなに栄華を誇ろうと、死には勝てず、疲労には勝てず、軋轢には勝てず。
様々な事情で。
目蓋を。

その全ての演劇に、俺は敬意を表します。



東京は今日も雨だ。

どうか晴れますように。

3日から俺は、大阪に三週間ほど滞在してきます。
東京には居ませんので悪しからず。

おこがましくも、つかこうへいという偉大なる先人の作品を、暴れ回ってやりますわ。



今夜は箱庭円舞曲精算会。
逢いたい人達、喋りたいあれこれ。

嗚呼、東京は雨だ。
鈍色の碧。
posted by 玉置玲央 at 10:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする