2012年08月17日

幸福

久方振りの更新。
ツイッターには書かない、書けない事を。



福岡でのワークショップは、自分にとって大変実りある時間だった。

舞台俳優全国交流事業
という企画を立ち上げて、メセナに助成金申請したのが去年で、まぁ見事助成は得れず、じゃあ自力と他力で地道に頑張るかってなって一年。
内容としては、非常にざっくり言えば

・大前提として、地域を超えた舞台俳優の交流の場の提供
・作家や演出家、プロデューサーではなく、イチ俳優が地域や演劇界を牽引していく為には何が必要か
・各地域の演劇創作環境の違い、舞台俳優の考え方や価値観の違い、それらの認識と考察

とかで。
その為に一番何が効率良く、かつ伝えやすいかなと思った時に、玉置玲央のキラーコンテンツである「いまさらキスシーン」と、それすらをも内包した「ワークショップ」だった訳です。

そのワークショップをやった印象として、福岡の俳優さん方に足りないのではなくもっともっと必要なのは、自分の考えも予想も及ばない「圧倒的なもの」を観る機会と、それに対して検証や考察をして自分の能力に落とし込む行為だなぁという印象でした。

自分が考え、常日頃考察している事を言わせてもらえば、身体や呼吸、発声や他者との交流、演劇の「手段」の根本にあるのは脳です。
全て、脳から信号が送られて次の現象、行為に繋がる訳です。
故に、脳に経験や映像があれば、脳が上等なら、脳が疾走すれば、何でも出来るはずなんです。
ってのは些か暴論ですが、イメージする事は誰でもやる事で。
その脳内のイメージが細かければ細かいほど、実感を伴えば伴うほど、そこから導き出される身体や声や感情は、観る者にとって信頼出来るものになるはずです。
そこで重要なのは、思い描いているイメージと実際自分がやっている事にどれくらいの齟齬があるのか、なんでその祖語は生じるのか、どうしたら齟齬は無くなるのか、その為に何が必要なのか、検証や考察をする事なんですね。
出来ない、けどとにかくやってみる。
じゃあいかんくて、明確な何かを捉えないと全くもって意味がない。
なんで。
どうして。
じゃあ
こうしたら。
これならどうだ。
が、もっともっと必要だなぁって、思いましたとさ。

脳を上等にする
言葉にすると漠然だけど、そんな事を考えて演劇やっています。



今回、ワークショップを開けたのは、NPO法人FPAPさんのお陰でございます。
昨年、全国ツアーで福岡を訪れた際、舞台俳優全国交流事業の話をして、テンション上げ上げで是非ともやりましょう!って言ってくれたのが、職員であり福岡の劇団、劇団ぎゃ!の三坂恵美氏でした。
氏には感謝してもし切れない。

俺はやっぱり、演劇に献身的な人が大好きだ。
目で見て、話を聞いて、全力で接してみて、一発でそれが解る。
三坂さんにはそれがある。
俺はリーダーとして、彼女は職員として、しかし同じ演劇人としてワークショップを外から見ていたのだけど、非常に沢山の共通言語を交わす事が出来た。
とてつもない演劇的やり取りを積み重ねてきたわけではない間柄に於いても、それが成立したのが本当に嬉しかった。

明日、18日と19日、劇団ぎゃ!の公演がある。
三坂さんは主演のようです。
このブログを読んで興味を持たれた方、いらっしゃったら観に行って下さい。

彼女は間違いなく、良い芝居をする。



須貝英のmonophonic orchestraに、リーディング公演で参加させて頂きました。
追加公演まで打たせて頂いて、兎にも角にも、観にきて下さった全ての方に感謝です。

須貝英とのやりとりは、本当に幸せだった。
お互い、自分の芝居に確固たる自信がある。
そして、舞台の上で共に過ごしてきた圧倒的な時間がある。
プライベートな時間も。
同じ方向を向きながら走り続けている。
つまり、俺と須貝の間には、途轍もない量の演劇共有財産がある訳で。
だから手に取るように解る。
何がしたいか何をしているか何を考えているか何を見て何を感じどうするか、手に取るように解るのだ。

なんて贅沢なやりとりだろう我々は。

って、思った。

観に来てくれた川村紗也が
二人が揃ったらもうそれだけで無敵だからずるいよ
って言ってくれた。

そんな思いを抱かせ、自身も感じれる場所にいる事、本当に幸せでした。



無差別の稽古、始まりました。
まぁこれはおいおい。

柿喰う客は、次に行きます。



今日も必死に息抜きます生き抜きます。
posted by 玉置玲央 at 19:08| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月18日

最近の事

ここ一週間は、働いておりました。
ロミオ&ジュリエットが終わり、息つく暇無く動いております。

元来、何かやる事がないと直ぐに怠ける性分なので、この位が調度良かったりする。

家で、何か漫画を読みながら、音楽を垂れ流し、ゴロゴロして、ポークチョップを食べて、煙草を吹かし、エメラルドマウンテンとコーラをガブガブ飲むってのが、オフだ。

家が、本当に落ち着く。
大体、家から稽古場か劇場という決まった場所にしか行かない生活だから、その拠点となる家の聖域感たるやとてつもない。
猫も居る。
最高。

とは言うものの、精神の浄化の為、2日程旅に出ます。
自然と温泉と紫陽花とフランス料理に耽って来ます。
帰って来たら露出狂の稽古なので、充電をね。

まだまだ公表出来ない情報ばかりですが、どっかで一気に公開しますので、もう少々お待ちをば。

カスガイも、良い感じ。
だと思う。

あー

では、行って来ます。
posted by 玉置玲央 at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月08日

駄弁、垂れ流してみる

さぁさぁ本日も、誰が見てるやらの更新をば。

ロミオ&ジュリエットが、残り4ステージです。
一つの作品にこれだけ長く携わったのは初めてなので、流石に感慨深いです。
最後の最後まで、楽しみ尽くしてやろうと思います。

ロミオ&ジュリエットが終わったら、一つ別のお仕事をし、そっからはパルコプロデュース「露出狂」に付きっ切りです。
色んな人間とクリエイション出来て、同じ事象は二度となく、自分も相手もお客さんも、新たな発見を求めて貪欲に創り上げていく。
それが、ずっと続いていくってのが、堪らん。
最高です。

露出狂は大阪にも来ます。
是非、観て欲しいです。
中屋敷法仁という、最強の演劇理解者と共に創り上げるその様を、絶対観て欲しい。
何なら、ロミオ&ジュリエットより観て欲しい。

やりたい事をやる為に、やらない事もやらないと、ずるい。
不公平。
だから、いよいよもって、何でもやります。

今日も、全力で生きるます。
posted by 玉置玲央 at 05:47| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月05日

東奔西走が好き

本日4日は、大阪にて休演日でございます。

玉置は東京に戻ってあるお仕事をしてきます。
明日、もう一本午前中に働いて、昼過ぎの新幹線で大阪に戻りそのまま本番やります。

我ながら、頭おかしいスケジュールです。

しかし、非常に充実しています。
俳優で食べていくという事。
それは別に小劇場の世界から離れるという事ではないし、努力や研鑽を怠るという事ではない。
俺が、ただただ、俺の人生を後悔しないように、充実した日々を過ごしたいから、やりたい事をやりたいから、だからこうなっているのです。

我が儘とか権力とかなんかネガティブなものじゃない、絶対正義がそこにはある。
と、俺は思っているのです。

だから、この今の生活に、誰にも文句貰いたくない。
俺も誰かの絶対正義を侵さないから、だから、否定的な圧迫感でこられると、
ぬぁんだとぉこんのやろぅ
って気持ちに、なる。

兎にも角にも、生きています。

話は変わりまして
大阪で箱庭円舞曲が闘っています。
自分が大好きな劇団が、同時期に大阪にいて、闘っているってのは、堪らんですよ。
力になりたい力になりたいと、切実に思う。

柿喰う客に無いものが、箱庭円舞曲にはある。
誤解を招くかもしれんけど聞いて。
箱庭のメンバーは決して若くない。
若くない故に、演劇に対して、人との関係性に対して、人生に対して、非常にシビアである。
そのシビアさが、俺には非常に居心地良いのだ。
柿喰う客もそりゃシビアにやってるけど、シビアさを、友情?みたいのが超越する時があるのよね度々。
どっちが良い悪いじゃない。
俺は俺のあらゆるものを取捨選択。

とかなんとかやってたら、5日になっちゃった。

今は、午前中に用事を終えて、大阪に向かう新幹線の中。

品川駅で素敵な事があったんだけど、それはまた別の話。

今日も本番頑張ろうって、素直に思う。
posted by 玉置玲央 at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月26日

雨は降る

Twitterには短いアナウンスを、即時性の高い情報を、瞬間的な感情を、ぶつけていきます。

ブログには、吐露を。
ただただ吐露を取り留めなく、垂れ流したいと思います。

ロミオ&ジュリエットの東京公演も、残す所3ステージです。
あっという間でした。

演劇を続けていれば、離れた誰かともまた、直ぐに再会出来る。
それくらいこの世界は狭いし、演劇は想いを扱うものだから、携わればその想いが膨らんで、誰かと誰かを繋ぐ。
そう思って演劇やってる方が、素敵だ。
イキガイの最後に、
また何処かで逢いましょう
って言ったのは、まさにそういう事だ。

さてロミオ&ジュリエット。

一昨日の終演後、お客様との面会で俺を呼ぶ方がいる。
誰だろうと思ったら高校の一期下の後輩だった。
他の共演者と繋がりがあって観にきたら、俺が出ていたそうな。
彼に逢うのは実に7、8年振り。
けど、名前も顔もバッチリ覚えていた。
偶然の再会ってやつです。

こんな感じなんです演劇の世界は。
こんな事が多々あって、俺は本当に嬉しくなる。
後輩と再び繋がった事、彼がまだ舞台の世界にいる事、嬉しくなる。

関東国際高校の演劇科って所を卒業しました。
近いところで言えば

鹿殺しの山岸門人
もざいく人間の横島裕
baobabの北尾亘
JAEの佃井皆美
演劇集団キャラメルボックスの渡邊安理

の出身高校です。
こんな事言うのはおこがましいかもですが、捨てたもんじゃないな母校。
とか、思いました。

演劇は繋がる。
人間は繋がる。

それは、凄い、素晴らしい事、かもしれませんね。

今年も、来年も、有難い事に、まだまだ忙しくなりそうです。
またここで、報告して行きますね。

ああ
博愛日和
posted by 玉置玲央 at 09:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月21日

夜中は味方

ワークショップやらを本日に控えた、深夜3時でございます。

俺は、俳優で食って行く気でいます。
それはつまり、自分の能力に価値を産み出し、それを誰かに認めて頂き、言葉を選ばずに言えば
「この作品に必要だから、対価を払う」
と思わせるように生きるという事になります。
この生き方が、なかなか一筋縄では行かなかったりします。

お陰様で、仕事が増えて来ています。
そう。
仕事なのです。
はっきり言っておきますが、俺は夢や希望だけでもう演劇はやっていません。
あくまで良い意味で。
現実を見据えて、今やっている事が明日の自分を物理的に生かすのだと、思って演劇やってます。
そしてお客様と自分に、何か得るものがあれば最高に幸せだと、思って演劇やっています。

でも、やっぱり俺は、それだけだと荒ぶみたいでして。

自分の為に働くのは当然だ。
稼がなきゃ食べ物は買えない。
食べなきゃ人は死ぬ。
社会のシステムよろしく、需要があるから生産があって、それが様々を潤している。

でもさ、演劇はやっぱり違うじゃん。

人と人が繋がって、想いが込められて、一つとして同じ事はなく創られていくじゃない。
おれはやっぱりそれをシカト出来ないし、疎かにしたくないし、誰かの為に、演劇界の為に、演劇やりたい。

それが、その一筋縄でいかない今を、潤滑にしてくれている大きな要因。
そして同時に、俺がワークショップ開いたりする意味。
仕事なんだけどさ、仕事としてだけじゃなく、色濃く繋がっていたいんです。
人と。
人間と。
演劇は絶対に一人じゃ創れないからさ。

何が言いたいかって、今日が楽しみで仕方ないって事。
生きる為の演劇の狭間で、活きる為の演劇やっててもいいじゃない。
やりたい事やったっていいじゃない。

今、あなたが、窮地に立たされているのなら、その窮地を打破出来るのはどうしようもなくあなただ。
あなたしかいない。
だから、動け。
動けば周りも動くから。
窮地を、自らの意思と覚悟で、脱せ。

手に入れたければ、創れ。

意欲も
意味も
覚悟も
価値も
結果も
なにもかも

それ以外に、あなたが潤う方法は、無いのだから。

と、深夜のテンションで、自分自身へ。

暗闇切り裂き安心
暗闇切り裂き安心

さぁ
また後で。
posted by 玉置玲央 at 03:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月05日

玉置玲央のワークショップ

さてさて、5月の告知。
トップページも更新しますが、取り急ぎ。

毎度お馴染み、玉置玲央がやりたい事をやります。

今回は昼にワークショップを、夜にリーディング公演?をやります。
一日限りの企画ですが、もし興味があったら遊びに来てやって下さい。

先ずは昼の部、ワークショップの概要を。

--------------------

玉置玲央のワークショップ

■参加資格
健康で演劇が好きならどなたでも。
但し、一度でもお客様からお金を頂いて、舞台に立った経験のある方を対象とさせて頂きます。

■場所
都内某所
参加者の方に、後日お知らせします。

■日時
2012年5月21日(月)
13:30〜17:30
計1コマ、4時間

■参加費
1,000円

■定員
10名程

※お申し込みの先着順にて、定員に達し次第締め切らせて頂きます。

■お申し込み
kasuguy.mail@gmail.com

メールのタイトルに
玉置玲央ワークショップ参加

本文に
1.お名前(フリガナ)
2.年齢
3.連絡先(電話番号、メールアドレス共に)
4.参考までに、どんなワークショップを受けてみたいか
5.備考

を明記の上送信して下さい。
こちらから追って詳細を返信させて頂きます。
定員に達していた場合にも、ご連絡差し上げます。

■内容
心を動かす
と言う事を、探って行こうと思います。
私事になりますが先日、来年のカスガイ(玉置が主宰する演劇団体)の出演予定者を集めてWSを開いたのですが、そこで個人的に色んな発見がありました。
心を動かすという事、それを外から観ている第三者に伝えるという事。
俳優とお客様、双方の心を動かす為に何が必要か、一緒に探って行きましょう。

平日の昼間という不思議な時間帯ですが、皆様のご参加を心よりお待ちしています。

玉置玲央
posted by 玉置玲央 at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

長い事

当ブログを放置してしまいすいませんでした。
ツイッターがあると、その気軽さからどうしてもそちらに書き込んでしまいますね。

気が付けば様々な催しが終わり、今はロミオ&ジュリエットにつきっきりな訳です。
本当に、いろんな事があったのですが、それはまた別の機会に。

またまた、色々と告知する事がありまして、博愛日和を活用します。
WSやら新企画やらなんやら。

で、そのまま定期的に更新していければなぁと思っています。

先ずは、久方ぶりのご挨拶までに。
posted by 玉置玲央 at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月10日

ロミオ&ジュリエット

『ロミオ&ジュリエット』
原作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ジョナサン・マンビィ
上演台本:青木豪

■出演■

佐藤健

石原さとみ

賀来賢人
菅田将暉
尾上寛之

姜暢雄

玉置玲央
平間壮一
平埜生成
コング桑田
楠見薫
原康義
玉置孝匡
石倉良信
大村学
多和田えみ

六本木康弘
向野章太郎
加藤潤一
高橋秀行
桜乃まゆこ
清家悠圭
正井雪香

石野真子

長谷川初範

キムラ緑子

橋本さとし

■会場■

【東京公演】
赤坂ACTシアター
港区赤坂5-3-2赤坂サカス内

東京メトロ 千代田線 「赤坂」駅より徒歩1分
東京メトロ 銀座線・丸の内線 「赤坂見附」駅ベルビー赤坂口より徒歩8分
東京メトロ 銀座線・南北線 「溜池山王」駅7番・10番出口より徒歩7分

【大阪公演】
イオン化粧品 シアターBRAVA!
大阪市中央区城見1-3-2

大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線
「大阪ビジネスパーク」駅1番出口すぐ
JR大阪環状線「大阪城公園」駅より徒歩5分

■日程■

【東京公演】
2012年4月29日(日)〜5月27日(日)
※全35ステージ

4月
29日(日) 19:00【★】
30日(月) 19:00【★】

5月
1日(火) 19:00【★】
2日(水) 19:00
3日(木) 13:00/18:00
4日(金) 13:00
5日(土) 13:00/18:00
6日(日) 13:00/18:00
7日(月) 休演日
8日(火) 19:00
9日(水) 14:00/19:00
10日(木) 19:00
11日(金) 19:00
12日(土) 13:00/18:00
13日(日) 13:00
14日(月) 休演日
15日(火) 19:00
16日(水) 14:00/19:00
17日(木) 19:00
18日(金) 19:00
19日(土) 13:00/18:00
20日(日) 13:00
21日(月) 休演日
22日(火) 19:00
23日(水) 14:00/19:00
24日(木) 19:00
25日(金) 19:00
26日(土) 13:00/18:00
27日(日) 13:00

★・・・プレビュー公演
稽古場で創り上げた作品を観客の前で上演し、改良や修正を加えながら更に作品の完成度を高めていくための期間。

【大阪公演】
2012年5月31日(木) 〜6月10日(日)
※全14ステージ

5月
31日(木) 19:00

6月
1日(金) 19:00
2日(土) 13:00/18:00
3日(日) 13:00/18:00
4日(月) 休演日
5日(火) 19:00
6日(水) 14:00/19:00
7日(木) 19:00
8日(金) 19:00
9日(土) 13:00/18:00
10日(日) 13:00

■チケット料金■
(前売・当日共/全席指定・税込)

【東京・大阪共通】
S席¥11,000/A席¥9,000
【プレビュー公演】
S席¥9,000/A席¥7,000

※未就学児童入場不可

■プレイガイド■

★ACTオンラインチケット(東京公演のみ)
http://www.tbs-act.com/(PC・携帯)

★チケットぴあ
http://pia.jp/t/romeo_juliet/(PC・携帯)
【2/5(日)のみ】
0570-02-9920(10:00〜18:00)
【2/5(日)18:00以降】
0570-02-9999(Pコード:415-889)

★ローソンチケット
http://l-tike.com/rj/(PC・携帯)
【2/5(日)のみ】
0570-084-664(10:00〜18:00)
【2/5(日)18:00以降】
0570-084-003(Lコード:33099)
0570-000-407(オペレーター対応)

★e+(イープラス)
http://eplus.jp(PC・携帯)

★CNプレイガイド
http://www.cnplayguide.com/(PC・携帯)
【2/5(日)のみ】
0570-08-9911(10:00〜18:00)
【2/6(月)10:00以降】
0570-08-9999(オペレーター対応)

★イオン化粧品シアターBRAVA!窓口(大阪公演のみ)
【2/6(月)以降11:00〜18:00】
※発売日初日は店頭販売なし

★MBS本社1Fショップ[ネビュラ]窓口(大阪公演のみ)
【2/6(月)以降11:00〜18:00】
※発売日初日は店頭販売なし

■お問い合わせ■

★チケットについて
【東京公演】
サンライズプロモーション東京
0570-00-3337(全日10:00〜19:00)
http://www.sunrisetokyo.com/

【大阪公演】
キョードーインフォメーション
06-7732-8888(全日10:00〜19:00)
http://www.kyodo-osaka.co.jp/

★公演について
ネルケプランニング
03-3715-5624(平日11:00〜18:00)

■公式サイト■

www.rj-2012.com/
posted by 玉置玲央 at 11:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

戯伝写楽ーその男、十郎兵衛ー

シーラカンスプロデュースVOL.1’
『戯伝写楽ーその男、十郎兵衛ー』
脚本:中島かずき
演出:中屋敷法仁

■出演■

宮野真守

城戸愛莉

板倉チヒロ
玉置玲央

有川マコト
矢内文章
山崎健二

吉澤宙彦
清田智彦
後藤剛範
澤田慎司
中山有子
佐藤芳江
池亀未紘
五十嵐絵里

関 智一(友情出演)

柴田秀勝

平野 綾

■会場■
 
全労済ホール/スペース・ゼロ
〒151-0053
東京都渋谷区代々木2-12-10 全労済会館B1

JR「新宿」駅南口から徒歩5分
京王線、都営大江戸線「新宿」駅6番出口から徒歩1分

■日程■

2012年2月1日(水)〜2月5日(日)
※全7ステージ
 
1日(水) 19:30
2日(木) 19:30
3日(金) 19:30
4日(土) 13:00/17:00
5日(日) 13:00/17:00

■チケット料金■

一般席:6,300円(全席指定・税込)
U-25学生チケット:3,800円(25歳以下対象/当日指定席引換/要学生証・税込)

■プレイガイド■

■ チケット取扱い

▼e+(イープラス)
http://eplus.jp/ (パソコン・携帯)
ファミリーマート店内ファミポート

▼チケットぴあ
0570-02-9999〈Pコード: 416-906〉
http://pia.jp/t/(パソコン・携帯)
サークルKサンクス、セブンイレブン

▼ローソンチケット
0570-084-003〈Lコード: 33315〉
0570-000-407(オペレーター)
http://l-tike.com/(パソコン・携帯)
ローソン店内Loppi

▼サンライズオンライン
http://sunrisetokyo.com

※0570で始まる電話番号は、一部の携帯電話・PHSからはご利用になれません。
※音声自動応答での受付番号はダイヤル回線からのご利用はできません。プッシュ回線またはトーン信号の出る電話機からおかけください。

■公式サイト■

www.gsharaku.com/
posted by 玉置玲央 at 11:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

new news

image.png


明けましておめでとうございます。
玉置玲央は元気です。
今年も何卒宜しくお願いします。

今まで、電車の中でブログを書いていたのですが、自転車移動が増えて、めっきり書く機会が減りました。
これはいかんぞと。
2012年は、ブログ盛り上げます!

という訳で
2011年を振り返る事なく、2012年の出演予定をアナウンスさせて頂きます。
玉置観に行ったんねん
という有難くも奇特な皆様、ご参考下さいませ。

2012年
2月
シーラカンスプロデュース
「戯伝写楽ーその男、十郎兵衛ー」
脚本:中島かずき
演出:中屋敷法仁
@全労済ホールスペースゼロ

4〜6月
「ロミオ&ジュリエット」
原作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ジョナサン・マンビィ
脚本:青木豪
@赤坂ACTシアター
@シアターBRAVA!

7〜8月
内緒

9〜10月
柿喰う客
「無差別(仮)」
作・演出:中屋敷法仁
@内緒

12月
未定

となっています。

7月、12月は確定次第、情報公開させて頂きます。

もうそろそろ、公演規模がわけ解らん感じになって来てますが、頑張ります。
頑張りますよー!

演劇界で天下を取る
ってのが、20歳くらいの時の口癖でした。
少しでもそこに近付けるよう、精進します。

あとは、無病息災。
posted by 玉置玲央 at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月31日

長い間

放置していてすいませんでした。

年内に、これだけは言っておきたくて。

今年も大変お世話になりました。
そして、来年もどうか宜しくお願いします。

劇場で皆様にお逢い出来るという事が幸せです。
兎に角それを感じた一年でした。

来年も頑張ります。

あと、無事です。

では、劇場で。
posted by 玉置玲央 at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月09日

まもる

サイズが大きすぎて写真が載せられないのですが、iPhoneのケースを買った。

桜の木を使った完全木製のケースでして、スリープボタンや音量ボタンも木製という作り。

そんなiPhoneを首から提げたい俺は、ドックコネクタに刺すタイプのネックストラップを使い、その紐もかすう工房の紐チェーンというのを使っている。
そこに更にかすう工房の桜のペンダントトップをつけている。

気付いたら身の回りの物に桜が多い。

ジッポも、京都は西陣織の桜の刺繍のだし、財布も桜の柄の織布を使った和柄の財布。

細々した物が逐一桜。

オーデュボンの祈りを観ていただければ解ると思いますが、ちょうど良いんじゃないかなぁと思ってます。

あ、大丈夫ですか。
こっから趣味の話になりますよ。

兎に角、この桜の木のケースが最高。
iPhone4は、デザインが気に入っているので、本当は剥き出しで使いたい所なんですが、傷がつくのは嫌だなぁと。
で、ケース使うならアルミとか無機質な物も良いなぁと思ったんですが、なんかしっくり来ない。
和テイストが好きなんで、じゃあ木製の物にしようって事でこのケースに行き着いたのでした。

木製のケースにも色々ありまして、紫檀や黒檀を使った物まである。

木材には密度という物がありまして。
IKEAとかドンキとかで買うボックスあるじゃないですか?
ああいうのは集合材と呼ばれる、色んな木のチップをプレスして板状にしたものを使っていて。
従って非常に強度は低いのです。
その代わりに安い。

紫檀や黒檀は、木材の色味が紫がかっていたり黒がかっていたり、そして木目も非常に美しい。
木材の中では特に密度が高く、折れたりすることは滅多にないのですが、当然加工がし辛い。
よって加工した商品の金額も高くなる。
また、密度が高い分、点による極度の衝撃、例えばケースをつけた状態のiPhoneを角から落としてしまったりすると、綺麗にパキンと割れたり折れたりする。

桜は、比較的素材が柔らかく加工もしやすい為、値段もピンキリだが求めやすく、割れたりという事態は、紫檀や黒檀に比べれば低い。
まぁどんぐりの背比べなのだが。

色味にも温もりがあり、手触りも滑らか。
何より「桜」という響きが、色々と連想させてくれて、気持ち良い。

なんと言っても内側の造形が素晴らしい。
iPhone本体の凹とつをきちんと捉えている。

伸縮性の強い素材、ゴムや薄いプラスチック製の物だと、上から嵌め込むノーセパレートタイプのケースになるが、この木製ケースは上下にパーツが別れており、上のパーツに本体を差し込み、下のパーツを差し込む形で装着が完了する。
ここは好き嫌いが別れる所だと思う。

木製でもノーセパレートの物はあるのだが、嵌め込みやすいように本体上部、スリープボタン、イヤホンジャック周りを覆ってなかったり、本体下部、ドックコネクタやスピーカー周りを覆っていなかったりで、いまいち好きじゃない。
セパレートでも、全てを覆ってくれるタイプが見た目的にも良い。
何より、保護力が高い。
当然だ。

iPhone全盛だからこそ他人とは違う、自分が愛着の持てるケースにしたいもんです。



趣味の話終わり!
今日もオーデュボン!
posted by 玉置玲央 at 11:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月06日

びより

写真.JPG


iPhoneからの投稿を、どうにも敬遠しがちな玉置です。

お久しぶりでございます。
元気でやってます。

オーデュボンの祈りに付きっ切りですが、柿喰う客本体は三重での本番を終え大阪に向かっています。

村上誠基はホチキスに客演中。
大村わたるは恐らくロロの稽古に勤しんでいるはず。
永島敬三は鷲鼻。

劇団はこんな動きです。

写真は白い曼珠沙華。
このブログ始めて恐らく5年になるんですが、5年前、一番最初に書いた記事にも曼珠沙華の写真を載せた筈です。
柿喰う客の第六回公演「親兄弟にバレる」の時、劇場に行く道すがらに咲いていた紅い曼珠沙華を、載せた。

こんな感じでセンチメンタリズムの秋ですよ。
戦争ですよ毎年。

一年があっという間で、でもやるべき事やりたい事は一杯で。

自分のペースで生きるのが宜しい。
posted by 玉置玲央 at 16:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月21日

めいる

携帯を、iPhoneに変えました。
10年弱使ったdocomoにさらば。

iPhoneから、始めてブログを更新しています。
勝手が全然解らん。



INDEPENDENTが、無事に終わりました。
ご存知の方もいるとは思いますが、台風の影響で機材車が上陸出来ず、沖縄公演はこの企画史上最大のピンチを迎えました。

それを乗り越え数々の奇跡を起こした皆は、本当に凄いと思う。
皆を誇りに思う。

俺は沖縄の一つ前、三重で千秋楽を迎えたわけですが、それでもやっぱり、気持ちは皆と一緒に走っていて。

だから、本当に無事に終わって良かった。

そして皆、お疲れ様でした。


柿喰う客「悩殺ハムレット」が始まりました。

少しだけ、場当たりなど観ましたが、柿喰う客史上最高にかっこいいカーテンコールだと思います。
乞うご期待。



オーデュボンも稽古がガンガン進んでおりまして、まだまだ面白くなります面白くします。
こちらも乞うご期待。



只今発売中の、別冊プラスアクトをよろしくお願いします。



慣れてないので、今日はこの辺で。
posted by 玉置玲央 at 18:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月08日

なまら

201109032213000.jpg201109032221000.jpg201109032328001.jpg201109032328000.jpg201109041358000.jpg201109042017000.jpgimage029.jpg

写真祭り。

北海道限定FIRE。
激甘。
そして激甘な男、大塚宣幸。

JR車内。
Sun!!とのり。
チラシ写真みたいで良い。

電車を乗り継ぎ辿り着いた味噌ラーメン屋。
激ウマ。
先ずはのり。
次のはさん。

差し入れ頂きました。
熨斗つきでマフィン。
有難うございます!

お花も頂きました。
綺麗なお花。
物凄く嬉しい。

集合写真。
上段左から今井香織(クールビューティー)、大塚宣幸(輩関西代表)、下段左から榮田佳子(エロかっこいい)、Sun!!(姫)、玉置玲央(猿)、赤谷翔次郎(可愛い)の六人。



初めての土地でお花や差し入れ頂いて、初対面の演劇人ととてつもなく仲良くなって、俺は本当に本当に幸せ者です。



東京で察知した、演劇界に対する個人的な危機感や憂い、そいつをどうにかしなければってのが、自分が俳優をやっていく上での命題だなぁとか思って。

演劇空間の心地良さの絶対的獲得と提供
俳優とお客様との関係の正当性及び透明性の確立
知識水準の向上から来る演劇の更なる楽しみ方

など、難しい言い方してますが、要は『創り手もお客様も全員幸せになる方法』みたいなのを追い求めていて。

そうして出来る事を、俺は俳優として福岡で実践してみたりした。

草の根活動していかなきゃ難しいのかなぁとか、叩いても響かないんじゃないかとか、なんだろ、例えば色んな壁がある。

それでもやっぱり立ち止まるのは嫌だから、動く訳だ。

札幌の演劇人と話をして、現場を共にし、お客様と向き合って、今東京でこの記事を書いているのだけど、漠然とね、行ける気がした。

草の根でも良い。
叩いても響かないことなんてない。

全国に演劇が、俳優が、このINDEPENDENTという企画が、波及している姿を見ると全てうまくいく気がするんです。

例えば、人と人との距離感が短期間で限りなく近付いたり、東京で創った作品が福岡で札幌で喜んでもらえたり、それを通して全く見ず知らずの人と終演後にお話する機会頂けたり。

それって奇跡だ。
奇跡的な事だ。
演劇が起こしている紛れもない奇跡だと思う。
とんでもない事なんですよこれって。

だから、立ち止まらないでいれば、奇跡に頼りっぱなしにはならずに、突き進めば、演劇はより良くなる。
俺を取り巻く演劇だけじゃなくて、演劇という世界が、もっともっと良くなっていくと、俺は、東京に帰ってきた今、思えたのです。

これは大切に暖めていこうと、心底思ったのであります。



この企画で地域を回る以上は、

・企画の全国各地での色んな意味での成功
・俳優としてその地域に演劇的貢献が出来たか
・選んで下さった各地のプロデューサー方に恥をかかせない

という上記三つに物凄く気をつかっております。
気をつかってると言うよりは当然の事だと思っている。
それを取り零さない事は。

本日、これからオーデュボンの稽古。
後、終電で三重に旅立ちます。

玉置の全国ツアー最後の地。

積み重ねてきたものは大切にして、でも出逢う全てに新鮮に、感情を疾走らせようと思います。

何より、三重県文化会館への、松浦さんへの、恩返しを。



よし。
気合いが乗った。
posted by 玉置玲央 at 15:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月02日

にわか

201108261609000.jpg201108262215000.jpg201108262310000.jpg

福岡にて。

ラーメンを食べに出たが、紹介された店が味噌ラーメンの店だった為、なんだかなーと向かいのカレー屋に入る。
山田百次氏。

居酒屋的なラーメン屋『やまちゃん』にて、本番前日の決起集会。
美味いものの奥に二人の美女。
左がヤマサキエリカ嬢。
右がSun!!ちゃん。

劇場近く、中洲の夜景と屋台の立ち並ぶ姿。
圧巻。



という訳で、一人芝居フェス、福岡を終えて無事に帰ってきました。

やはり、地域によってお客様の反応が違ったり、というより観劇に於いての細やかな温度が違うというか。

とかなんとか書いてるのは、札幌へ向かう飛行場。

保存していたら今日になった。



南で掴んだ感覚は、表層だけそのままに、緩やかに形を変えて、北へ。

柔軟に、かつ強欲に。

行ってきます。
posted by 玉置玲央 at 19:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月25日

あばら

201108242343000.jpg

東京を離れる前には必ず、ポークチョップかしょうが焼き。

奥にスティッチが見えますね。



自分が今居る場所
って、果たして一体何処なんだろうかとか。

自分という存在の色んなものが『測れる』のは、比較対象があるからだ。

時折、靄とか霞を掻いている様な感覚で、まさしく五里霧中な時があって。
間違いなく、この数日間の秋っぽい空気がそうさせたのだろう。

簡単に言えばセンチメンタリズム。
冷静に見れば勘違いだったりする。

逆鱗に触れる
或いは
琴線に触れる
という事に対しての恐怖がきちんとある。
他人に影響するということは諸刃で、良い面も悪い面も当然ある。
でもやっぱりそれにびびってちゃあ何にも始まらんのですね。
特にこの演劇という世界では。

何かを始められる人間にならんと勿体ないのです。



台詞が全部抜けていて、舞台上で訳の解らんアドリブを持って切り抜ける
という、非常に怖い夢を見る。
意外と、福岡楽しみと同時に帯絞めてかからなくてはって。
強く思う。



ある収録があったのだけど、ADさんがなんと小、中学校の同級生だった。
これには流石にびっくり。

実家とか徒歩5分くらい。

お互い、不思議なことをしているなぁ。

と同時に、こんな再会をいとも容易く実現させる『演劇』って奴を、俺はやっぱり最高だと思う。



うだうだ書いていますが、これは、狭間特有のいつものやつだ。
現場と現場の狭間。
ぽっかりと予定が空いたその瞬間、何をして良いのか解らなくなるのだ。

周囲と比較して、今この瞬間に全力疾走している誰かを、本当に羨ましく思う。

俺も負けてられんと、息を吐く。



演技の基礎中の基礎は呼吸だ。
身体の中を駆け巡らせる呼吸。

新鮮な、綺麗な空気を吸う為に、次の動きの第一歩を考えうる最高の一歩にする為に、或いは絶対的な決定力を持った台詞を出す為に、身体に蓄積された灰色の空気を出し切る。
転じて、伴って、色んなものを吐き出す。

コップの水を空にして、新しい水をなみなみ注ぎ込む。

全部、きちんと概念として落ちている四肢に。

それをひたすらに信用して、今日も行ってみる。



週末は決戦。

あばらが軋む。
posted by 玉置玲央 at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月22日

めがね

どうにもこうにも連日、怖い夢を見て起きる。

大体演劇に関する夢であり、内容は決まって必ず『目の前で信頼を喪失する』という類のものだ。

色んな方法で。
裏切りや反古や慢心とかで。
己の。
或いは相手の。

しかも、夢が始まった瞬間から俺は『あ、これは喪失の夢だ俺は信頼を悉く失う』って解っている。
解っていて回避できないのだ。

そういうものだ夢は。




家に居るのがなーんか怖くなって、外出する。

色んな恐怖がある。

天変地異が襲ってくる。
とか
強盗が押し入ってくる。
とか
老朽化した屋根が落ちてくる。
とか
突拍子もない想像がむくむくしている。

それはつまりは死にたくないと思っているって事でもっと具体的に言うと『一人で死にたくない』って事だ多分。

ただただ漠然とその恐怖がある。

変なの。



ダルカラと野の上を観る。

と打ったところで、渋谷駅待ち合いのベンチ隣に座る女性から酢昆布の匂いがする。
なにごとか。

残り香にしかめっ面急ぎ足乗り込んだ田園都市線各駅停車ドアの隅の一人分のスペースを確保。
そこからホームを行く人見れば、スーツ姿の壮年のサラリーマンが携帯を落としてしまう。
電池パックの蓋が飛び、でも幸いな事にバッテリーは居場所を留めて。
丁度直角くらいに開いたその待ち受け画面には、半裸の女性の卑猥な画像で我が目を疑う。

何でも有りだ。



ダルカラと野の上を観る。

色々な思惑の元、人は演劇に勤しむ。
それを横目に俺は、素通りできることなど当然出来ず、須貝よ、演劇は修業だという、君に逢いたかったりするのだ。
世界で一番優しい男なのだあいつは。
それを身に染みて感じた数日前。

暑い夏から急に冷えたものだから、現実感みたいなものが乾いた空気のお陰ではっきり透き通って見える。
ともあれ俺は、大変面白く観劇しましたどちらも。



俳優は、俳優一固体として様々な思惑や狙いや能力を持って生きている。
それはそれとして、絶対に持ち合わせてなきゃいけないのは、演出を体現出来る存在でいるというその志だ。

何を考えても何をしてもいい。
ただ、それを推敲出来た上でなきゃ、独りぼっちになってしまう。

我こそはこの作品の、この役の、この演出家の、この作家の、言わんとしていることを体現出来る一番の存在なのだ。
ってつもりで己は生きて、それが積み重なったり侵食したり溶けたりして、一つの生物のように座組がうねる。
べきだしはずだし。

それって『作品の為に』という想いの通過点、もしくは同時到着地点に存在している『演出家の為に』とか『作家の為に』とか、もしかしたら『お客様の為に』という点を、疎かにしちまっているんじゃないかと。

どれかに重点を置くと、やっぱり人間だから、あっという間に色んなものを取り零すのだけど、そこは気張って全てを、欲張りじゃなく全てを、掴み取ろうじゃないか。
何かが欠けてちゃ、とてもじゃないが板の上にはのせられん。

そしてそれは、ありとあらゆるものに対しての愛。
愛が足らんからじゃなかろうかって、個人的には思います。

演劇的な愛を、全身全霊傾けられる存在に出逢えれば、俳優は怖いもんなしだ。

献身的な愛を、湧き立ち上がる空間に与え続けられれば、人間は怖いもんなしだ。

何でも愛で片付けやがってと思ってる方、ごめんなさい。
でも俺は本当にそう思うんだもん。
しょうがない。



それにしても冷える。
金木犀が咲いちまえばいいのにとか、無責任に思います。



今週末は福岡で、いまさらキスシーンぶちかましてきます。

月末はオーデュボンの祈りってきます。

11月にはある所である事をして、検察官アゴラ。

2月は雪辱のあれがあって。

3月は未だ解らず。

4月にはぶちかましのてんてこ舞い。

後は野となれ山となれ。
盛り沢山演劇時間を、逆らうことなく日々色々考え泳ぎます。



明日は取材でその詳細はまた後日。



夏は未だ終わらないのだよ。



あ、新しいめがねが欲しいんだった。

めがねが。

メガネガ。
posted by 玉置玲央 at 20:56| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月15日

六本木

201108080340000.jpg


渋谷はラーメン屋の神座にて、お忍びカップルを撮るかのように、大塚宣幸とSun!!のお二人。



人との距離感と信頼感は、例えば一緒に居る時間の長さや、現場で過ごす時間や、特別なやりとりには左右されない。
という事に、最近気付き始めている。

感覚的に開く。
と、相手も感覚的に開く。
受け入れ合う。

それは一瞬のフィーリングとか、漠然と何となくって言葉になるのだが、兎に角、はっとした瞬間には預けている。

多分にそれは、自分の発信で成立している部分が大きい。
そして同時に、どうやら相手にも同じ事が言える、相手も同じに発信しているので、それがぶつかり合った瞬間の気持ち良さみたいのが肝心。

演劇を生業にしているのでね、この辺の要素は至極重要になってくる。
人と関わって創る世界なので、信用や信頼は、必ず、作品に影響が出る。

影響なんてない、自分は一人でも作品成立させてやるなんて言ってる奴は、俳優じゃない。
と、俺は思って生きています。
かと言って、大手を振ってそれを謳えって訳じゃなくてね。

大塚君とSun!!ちゃんには、それがあったんだよね。
だから、助かる。

併せて
こいつにだけは負けたくねぇ
やら
圧倒的な尊敬
とかも織り交ざったりして、えもいわれん感覚に、なるのである。

同い年ってのもあるな。

箱庭や飛龍伝で感じていたそれ。
自己発信衝突による信頼関係の構築。
が、最近具合宜しい。
という話でした。

次。



今回、一人芝居フェスで全国ツアーを廻るからって訳ではないのだが

演劇の地域性

について殊更考える。

地域性というには大袈裟かもしれないが、例えば、日本各地にはまだまだ知らない面白い俳優や作家、演出家が存在するし、それを育んだり拒んだりする演劇環境がある。
俺は、旅公演やるようになって、それを非常に面白く感じているし、もっと知りたいと思うようになった。

そしてそれを、演劇の深さではなく広さを、知っているのといないのとでは、己の俳優能力の発展と向上に大分差が出るなぁと思っている。

演劇が国政や教育事情に介入してきている以上、そこに興味を持つのは間違いではないと思っているし、単純に、己が住む世界以外の、未だ観ぬ、様々な可能性を秘めた世界を知るということは、人間的な深みからひいては俳優としての深みに、絶対影響する。
事実、俺は影響している。

演劇に携わるってのは、何も自分を取り巻くコミュニティに限ったことではない。
所属する劇団、そこでの在り方、大学のサークル等もそう。
フリーでも。
そこで生きるのも大変だし精一杯だとは思うが、その先の風景を望んで見に行けば、一等上等な俳優に近付けると思うんよ。
自分を取り巻く環境が演劇的にどれだけ恵まれているか、恵まれていないのか、窮状はどれほどか、潤っているかやら云々。
色んな地域と比較して。
そしてそれに対して自分は、俳優としてどう取り組むのか。
どうすれば環境を改善できるか持続できるか影響できるか。
が、どんどん広がっていく。
外の世界を知れば。

作家や演出家、制作とは違う視点、観点、展開を持ってして、俳優も様々な地域に影響していかなくては、職業的にも、能力的にも遅れをとってしまう。

別に良いのかもしれないが、俺は嫌だ。
知らないもの、世界、状況がある中で演劇をやるのは落ち着かない。
全部知りたい。
俳優として、お客様や仲間に対してもだが、何より演劇自体に影響できないのは、嫌なのだ。

故に提唱。

我々俳優が身を置かなきゃいけないのは
小劇場界
でもなければ
商業演劇界
でもない。

東京でも
大阪でも
福岡でも
札幌でも
三重でも
そのどれでもなく
他でもなく

日本の俳優

にならなきゃいけない。
って思ってる。
俺は。
そう思って演劇やってる。

実を結ぶかは、乞うご期待。



一人芝居フェス絡みで感じた、また違う話。

日本には本当に、色んな俳優、作家、演出家がいて、様々な方法論で演劇やってる。

青森に本拠地を構える、劇団野の上の山田百次氏の『或るめぐらの話』は、非常に興味深かった。
全編津軽弁で語られる30分間の聴覚支配は、心地好いし見事だと思う。

自分の中で、それこそ聴覚や、普段勝手に決め込んでいる価値観的なものや、凝り固まった概念みたいなものが、解けて流れていく感覚があって気持ち良かった。

演劇は非常に多様性に富んできていて。
そこで最近強く思うことがある。

人は多分、観劇に於いて大きく二極化される。

興味を持ってのめり込んで観る



興味を無くして何もかも断絶する

のどちらか。
多分。

好みにもよると思うが、例えば『或るめぐらの話』だったら、言葉が解らないという理由だけで断絶するのは、俺はあまりに勿体ないと思うのです。

興味を断絶させるに至らせたプレイヤーの落ち度も、あるとは思う。
今回の百次さんがそうだとかではなくてね。
寧ろ百次さんは、聴覚支配一辺倒になりがちなこの戯曲を、ある一点で視覚支配に促すようにしていて。
そのクレバーさと、己にそんなハードル課しちゃうところが好きなんだけど。

お金を払って観ている以上、全力で観劇する義務がある。
とかとは全く思わない。
好きに観劇してほしい。
勿論真面目に観るも良し、寝ても良いしそれは自由だ自由に過ごして頂きたい。
が、努力はしてほしい。

直ぐ様、言葉解らんって結論を出す前に、解らないなりにどうしたら楽しめるかを試みて欲しいのです。
人それぞれに。

こちらも、折角お金払って観て頂いているのだから、楽しませたい。
それは絶対です。
その為に色んな準備や心構えを持って舞台に上がっています。
だから、一緒に最高の時間を過ごしたいんですお客さんと。

演劇の多様性
に対して
観劇の多様性
も発展すると嬉しい。

自分もそうですが、個人的な趣味や好みとは別に、演劇という空間を満喫する為の尺度。
を持って演劇観れたら、演じる側も観る側も、幸せになれるんじゃないかなぁって、強く思います。

それでも駄目だったら、それはきっともう創り手側の落ち度です。
努力します。
もっともっと最高の時間目指して努力します。

劇場という空間で同じ時間を過ごす以上、手を取り合いたいものです。



さて。

束の間の夏休み、大親友の結婚式を間近に控えています。

あと、先程話に上げた劇団野の上のアフタートークに出させて頂きます。
21日(日)14時の回終演後。
駒場アゴラ劇場にて。

百次さんとは、それ程までに意気投合した。



柿喰う客本体は、柿×キャラメルを終え、更に本日、ながぐつをはいたねこを終え、悩殺ハムレットの稽古に入ります。

皆忙しい。
俺も。
でも演劇は辞められん。
だって生きがいだもの。



皆様、暑いので体調管理に気を付けて、頑張りましょう。

夏休みを、満喫しに行ってきます。



眠い!
posted by 玉置玲央 at 00:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする